プログラムでのparameterとargumentの違いと使い分け
プログラムにおける「parameter」と「argument」は、関数やメソッドの実行に関連して使用される用語です。
「Parameter(パラメータ)」は、関数またはメソッドの宣言部分で定義される変数です。パラメータは、関数やメソッドが実行される際に受け取る値を表します。関数やメソッドのパラメータは、その関数やメソッドが必要とする情報やデータを指定するために使用されます。パラメータは関数やメソッド内部で使用されるローカル変数として扱われます。
以下は、Pythonでの関数のパラメータの例です:
def greet(name):
print("Hello, " + name + "!")
greet("Alice")
この例では、greet
という関数が1つのパラメータ(name
)を受け取り、それを使用して挨拶を表示します。関数を呼び出すときに引数として値("Alice")を渡します。
「Argument(引数)」は、関数やメソッドを呼び出す際に、実際に渡される値を指します。引数は、関数やメソッドのパラメータに対応しており、関数やメソッドが実際に処理するデータや情報を提供します。
先ほどのPythonの例では、greet
関数を呼び出すときに、引数として実際の値("Alice")を渡しています。
パラメータと引数の違いは、パラメータは関数やメソッドの定義時に宣言される変数であり、引数は関数やメソッドの呼び出し時に渡される実際の値です。
一般的に、パラメータは関数やメソッドのシグネチャ(引数の数と型)を定義するために使用されます。引数は、関数やメソッドの実際の処理に必要なデータを提供するために使用されます。
このように、関数やメソッドのパラメータと引数は密接に関連しており、プログラムの機能を実現するために一緒に使用されます。