プログラムでのstate、statusの使い分けについて
プログラムにおける「state」と「status」は、一般的に次のように使い分けられます。
- State(状態): 「State」とは、オブジェクトやシステムの現在の状態を表すために使用される用語です。プログラム内の変数やデータ構造を指し、オブジェクトやアプリケーションの状態を保持します。例えば、ゲームのプレイヤーオブジェクトの「位置」、「HP」、「スコア」などは、そのプレイヤーオブジェクトの状態を表すために使用される変数です。また、アプリケーションの状態としては、「ログイン状態」や「処理中の状態」などがあります。
- Status(ステータス): 「Status」とは、アクションや操作の結果を表すために使用される用語です。プログラムが特定の操作を実行した結果を示すために使われます。例えば、ファイルの読み込み操作が成功した場合、そのステータスは「成功」となります。逆に、失敗した場合は「失敗」となります。また、処理の進行状況を示すためにも使用されます。例えば、データのダウンロードが進行中であることを示すために、「ダウンロード中」というステータスを使用します。
つまり、状態(state)はオブジェクトやアプリケーションの内部の情報を表し、ステータス(status)は操作やアクションの結果や進行状況を表すために使用されます。一般的には、状態(state)はデータを保持し、ステータス(status)は状態や操作の結果を表すためのフラグや変数として使用されます。