【ガス代節約術】冷めたお風呂の追い焚き vs 給湯、安くなるのはどっち?
寒い季節になると、お風呂のお湯がすぐに冷めてしまいがちです。そんな時、温め直す方法として「**追い焚き**」と「**給湯(高温差し湯)**」の2つの選択肢がありますが、どちらが**ガス代の節約**になるのでしょうか?この判断は、残り湯の温度や量、そしてお使いの給湯器の種類によって変わってきます。
冷めた状態での追い焚きと給湯、ガス代がやすくなるのは?
結論から言うと、残り湯の温度が極端に低くなければ「**追い焚き**」の方が安くなるケースが多いです。しかし、浴槽のお湯の温度と、給湯器の機能によって最適な選択肢は変わります。
ケース別!節約できる選択肢の目安
### 1. 残り湯がまだ**温かい**場合(3~5度程度の温度差)
短時間の加熱で済むため、「**追い焚き**」が最も効率的です。給湯器は、浴槽のお湯を循環させて温め直すため、新しく水道水を温めるよりもガスの使用量が少なくて済みます。
### 2. 残り湯が**完全に冷めてしまった**場合(10度以上の温度差)
この場合は、「**追い焚き**」をすると、水を温めるのと同じくらい長い時間ガスを燃焼させることになり、かえってガス代が高くなる可能性があります。お湯を全量入れ替えて「**給湯**」し直すか、一部を排水して高温の「**差し湯**」をする方が安くなることが多いです。
### 3. **エコジョーズ**などの高効率給湯器を使っている場合
高効率給湯器は、水道水を温める際の熱効率が高いため、従来型に比べて「**給湯**」のコストパフォーマンスが良い傾向にあります。残り湯の温度に関わらず、給湯の方が安く済むケースが増えています。
具体的な判断基準
* **追い焚きが有利なライン**: 残り湯の温度と目標温度の差が**4~5℃以内**を目安にしましょう。この程度の温度差であれば、追い焚きの方がガス代は安く済むことが多いです。 * **給湯が有利なライン**: 翌日など、残り湯の温度が**25℃を下回る**(水に近い)場合は、全量入れ替えまたは高温差し湯を検討しましょう。
節約を最大化するためのポイント
1. **お風呂のフタを活用する**: お湯が冷めるのを防ぐことが、最も確実な節約術です。 2. **入浴間隔を短くする**: 家族の入浴間隔を空けずに、なるべく連続で入浴することで、追い焚きの回数や加熱時間を減らせます。 3. **給湯器の設定温度を見直す**: 給湯温度を1℃下げるだけでも、ガスの消費量を抑えることができます。