$_SERVER["REMOTE_ADDR"]が空になるアクセスは何者?
$_SERVER["REMOTE_ADDR"] が空になるアクセスは、一般的にプロキシサーバーやVPNを使用している場合や、特定のWebブラウザーのプライバシー設定が有効になっている場合に起こる可能性があります。
プロキシサーバーは、ユーザーのIPアドレスを隠すことができるため、Webサイトにアクセスする際に自分のIPアドレスではなく、プロキシサーバーのIPアドレスが表示されることがあります。同様に、VPNを使用している場合にも、ユーザーのIPアドレスはVPNサーバーのIPアドレスに置き換えられるため、$_SERVER["REMOTE_ADDR"] にはVPNサーバーのIPアドレスが表示されます。
また、一部のWebブラウザーはプライバシー設定により、ユーザーのIPアドレスを隠すことができます。たとえば、トレントファイルをダウンロードする場合など、一時的にIPアドレスを非表示にすることができます。
そのため、$_SERVER["REMOTE_ADDR"] が空になるアクセスは、プロキシサーバーやVPNを使用している場合や、プライバシー設定が有効になっている場合が考えられます。
IPアドレスを取得できないアクセスは拒否しても問題ない?
IPアドレスを取得できないアクセスを拒否することについては、一般的には問題ないと言えます。ただし、いくつかの注意点があります。
- 匿名プロキシやVPNの利用者を除外する: IPアドレスを非表示にするために匿名プロキシやVPNを利用しているユーザーは、正当な理由でそれらを使用している場合もあります。利用者に不当な制限を課すことは避けるべきですが、セキュリティ上のリスクを最小限に抑えるため、特定の匿名プロキシやVPNのIPアドレスをブロックすることも検討できます。
- プライバシー保護の観点から慎重に検討する: ユーザーのIPアドレスは個人情報として扱われることがあります。個人情報保護の観点から、ユーザーのIPアドレスを収集する必要がない場合は、IPアドレスの取得自体を避けることが望ましいです。ただし、セキュリティや監査目的でIPアドレスの収集が必要な場合は、適切な対策を講じた上で利用する必要があります。
- 他の認証手段を利用する: IPアドレスに依存しない別の認証手段を利用することで、IPアドレスを取得できないアクセスにも対応できます。例えば、ユーザー名とパスワードの組み合わせ、2要素認証、CAPTCHAなどの方法を採用することで、セキュリティを強化することができます。
総じて言えることは、IPアドレスを取得できないアクセスを拒否することは一般的に問題ないですが、具体的な状況や要件によって適切な対応を検討する必要があるということです。