Python | if文で条件分岐をする方法
Pythonのif
文を使って変数やリストやタプル、辞書などの配列・連想配列のデータ、true や faslse を比較して条件分岐させる方法と比較演算子、サンプルコードを紹介しています。
目次
比較演算子の一覧
Pythonでのif
文で使われる比較演算子と処理内容の一覧です。
演算子 | 処理 |
---|---|
a == b | aはbと等しい |
a != b | aはbと等しくないか |
a > b | aはbより大きいか |
a < b | aはbより小さいか |
a >= b | aはbと等しいか大きい |
a <= b | aはbと等しいか小さい |
a in b | aはbの中に存在するか |
a not in b | aはbの中に存在しないか |
a is None | aはNullオブジェクトか |
a is not None | aはNullオブジェクトではないか |
基本的なif文のサンプルコード
Pythonでの基本的なif
文の書式サンプルコードになります。
if 条件式:
# 処理
elif 条件式:
# 処理
else:
# 処理
基本的なif文のポイント
- 条件式の末尾に「:(コロン)」を記述
- 処理行は行頭にインデントを入れる
- インデントのないコードがある行にて各条件式から抜ける
- 処理を行わない条件式がある場合は「pass」をインデント有りで記述
数値の比較
数値の大小を比較する場合は以下のようなコードになります。
a = 1
b = 0
if a > b:
print("aはbより大きい")
# 1です
文字列の比較
文字列の一致を比較する場合は以下のようなコードになります。
a = "apple"
b = "apple"
if a == b:
print("aとbは等しい")
# aとbは等しい
リスト(配列)を比較
配列の中身が一致しているか判定するには以下のようなコードになります。
この場合、リスト内の配列の順序も参照される、順番が違うと不一致となります。
a = [1, 2, 3]
b = [1, 2, 3]
if a == b:
print("aとbは等しい")
else:
print("aとbは等しくない")
# aとbは等しい
リストの値に存在するかどうか
リストの値に指定した値が存在するかどうかで条件分岐する場合は以下のようなコードになります。
data = [1, 2, 3]
num = 2
if num in data:
print("dataの値にnumは存在する")
else:
print("dataの値にnumは存在しない")
# dataの値にnumは存在する
値がTrueまたはFalseか
値がTrueまたはFalseかどうかを判定する場合は以下のようなコードになります。
variable = True
if variable == True:
print('True')
elif variable == False:
print('False')
else:
print('それ以外')
# True
文字列に値が存在するかどうか
変数の値が空文字を含むTrueまたはFalse以外のいずれであっても、TrueまたはFalseには判別されません。
未定義の変数を指定した場合は、変数の未定義エラー「exceptions.NameError」となる。
variable = "Hello world"
if variable:
print("存在します")
else:
print("存在しません")
# 存在します
空のリスト[]や空の値のあるリスト[“"]とで結果が変わる(辞書なども)。
bool値のTrueは肯定され、Falseは否定される。
未定義の変数を指定した場合は、変数の未定義エラー「exceptions.NameError」となる。
if文で=演算子を使って一致するかどうか判定した際の結果表
型 | 値 | 結果 |
---|---|---|
文字列 | “'Hello world" | 存在する |
数値 | 1 | 存在する |
0 | 0 | 存在する |
空の文字列 | “" | 存在しない |
リスト | [“1"] | 存在する |
空のリスト | [] | 存在しない |
空の値のあるリスト | [“"] | 存在する |
bool値 | True | 存在する |
bool値 | False | 存在しない |
未定義の変数 | 変数の未定義エラー | |
delで削除した後の変数 | 変数の未定義エラー |
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません