Connected User Experiences and Telemetryとは、必要性と重くなった場合の対処

2021-06-21Windows プロセス

Connected User Experiences and Telemetryとは、必要性と重くなった場合の対処

UtcSv(Connected User Experiences and Telemetry)サービスは、アプリケーション内エクスペリエンスと接続ユーザーのエクスペリエンスをサポートするsvchost.exeの機能のひとつです。

svchost.exe サービス ホスト: UtcSvc

UtcSv(Connected User Experiences and Telemetry)とは

UtcSv(Connected User Experiences and Telemetry)はsvchost.exeの機能のひとつとなっています。

ファイル名svchost.exe
ファイルの場所C:\Windows\System32
ファイルサイズ50.4KB
ファイルの説明Windows サービスのホスト プロセス
製品名Microsoft Windows Operating System
著作権© Microsoft Corporation. All rights reserved.
デジタル署名Microsoft Windows Publisher
元のファイル名svchost.exe
プロセスの概要Windows NT系オペレーティングシステム
実行ファイルのパスC:\WINDOWS\System32\svchost.exe-k utcsvc -p
スタートアップ(デフォルト値)自動
停止による影響Microsoftに診断データが送られなくなる
必要性Windowsの起動において必須となるプロセス・サービスではありません

「フィードバックと診断」で診断と使用状況に関するプライバシー オプション設定が有効になっている場合、このサービスはイベント ドリブン方式による診断情報および使用状況情報の収集と送信も管理します 。

これらの情報は、Windows プラットフォームのエクスペリエンスと品質を向上するために使用されます。

このサービスはMicrosoftが品質を向上を目的にユーザーから情報を収集する動作処理にて機能しています。

UtcSvc(Connected User Experiences and Telemetry)のプロパティ情報

UtcSvc(Connected User Experiences and Telemetry)の終了

プロセス一覧からUtcSvcの項目上で終了を選択した場合、UtcSvcだけでなくsvchost.exeそのものの終了操作となり、Windowsの起動が不可能な状態になりWindowsをシャットダウンすることになりますので注意です。

svchost-exeのタスクを終了させる際に表示される確認ウィンドウ
svchost-exeのタスクを終了させる際に表示される確認ウィンドウ

UtcSvc(Connected User Experiences and Telemetry)の一時停止

UtcSvcの処理の一時停止を実行するには、サービス名の項目を展開して中にあるサービス名「Connected User Experiences and Telemetry」上で右クリックして「停止」を選択します。

この場合の「停止」は一時停止処理となり、Windowsの再起動やトリガーイベントの発生などによりUtcSvc(Connected User Experiences and Telemetry)の機能は再始動します。

プロセスの停止方法
プロセスの停止

UtcSvc(Connected User Experiences and Telemetry)の停止と再開

サービス管理ツールを使ってスタートアップ設定を変更することで、再起動後もUtcSvc(Connected User Experiences and Telemetry)の機能を停止した状態になるようすることが可能です。

UtcSvcは、サービス管理ツール上ではConnected User Experiences and Telemetryという項目名になっています。

再度機能させるにはスタートアップ設定を自動に変更します。

スタートアップの種類を変更する
スタートアップの種類を変更する

また、この機能は「Windows設定」の「プライバシー」項目にある「全般」や「診断&フィードバック」にて設定を変更することでスタートアップなどの状態も切り替わるようになっています。

Windows設定の「プライバシー」項目で切り替える
Windows設定の「プライバシー」項目で切り替える

UtcSvc(Connected User Experiences and Telemetry)はWindowsの起動において必須になっているプログラムではないので、必要がなければ停止しても支障はありません。

UtcSvcの必要性と重くなった場合の対処

UtcSvc(Connected User Experiences and Telemetry)は基本的に、Windowsの動作に影響するほど重い処理が実行されることはありません。

もし、タスクマネージャーにて、CPU100%やDISC使用量が高かったりする場合は、一度、ウィルスやマルウェアを疑い実行ファイル名がsvchost.exeによるものになっているか確認する必要があります。

実行ファイルが正常なものであった場合は、通信状態の影響などで一時的に処理が重くなっている可能性もあります。

UtcSvcはWindowsの起動において必須になっているプログラムではないので、一度停止しても問題はありません。