ペイント | WebP画像を変換・保存した時の扱い
最近はWebP形式の画像ファイルを目にする機会が増えてきました。
WEBだとAppleのSafariもようやくではありますが、WebP形式に対応すると発表されましたので、今後、WebP形式の画像ファイルはPNGやJPEGと同じくらい供給されていくのかもしれません。
WindowsやiOS、各ブラウザがWebPに対応しても、グラフィックソフトではまだ対応していない主要なソフトも少なくありません。
結局、WebP画像を利用して画像を加工する際には、まだまたWebPからPNGやJPEGに変換するという工程が必要な状況です。
今回は手っ取り早くWindows10の標準ソフトであるペイントでWebP画像をPNGやJPEGに変換する方法、ペイントでのWebPの扱いを検証した結果をも紹介してみます。
2020/9/27
Windows10 Pro 2004
WebP画像拡張機能(Edge用)
名前的に関係ありそうなWebP画像拡張機能はWindows10のアップデートで自動的にインストールされていますが、Microsoft Edge専用の機能だと思います。
Webp 画像拡張機能 を入手 – Microsoft Store ja-JP
ペイントはWebP画像を読み込める
Windows10のペイントはWebP形式の画像を読み込むことが可能です。
また、同じWindowsアプリケーションの「フォト」や「切り取り&スケッチ」「付箋」ではWebP画像は扱えませんでした。
WebP画像をPNGやJPEGに変換して保存
WebP画像を読み込んだ後「名前をつけて保存」にてPNG画像フォーマットやJPEG画像フォーマットを選んで保存することが可能です。
拡張子だけPNGやJPEGのものになっていて、内部的にはWebPのままという可能性もあるので、変換して作成されたPNGやJPEG画像をWebP画像の使えない他のアプリケーションで開いてみましたが問題なく使えました。
ファイルサイズも大きくなっています。
WebP画像をWebP画像のまま保存
加工に手を加えなくてもWebP画像をペイントで読み込んだ後、そのままの状態でもWebP画像では保存はできません。
WebP画像を上書きで保存させようとすると「名前を付けて保存」になり、「.heic」での保存がデフォルトの選択になって立ち上がります。
「.heic」も「.webp」も次世代画像フォーマットですが「.heic」のまま、あるいは「.webp」に書き換えて保存した場合、どちらも「このファイルは保存できません。保存が中断されたので、ファイルは保存されませんでした。」と表示されエラーとなります。
これはペイントが実質、WebPの出力をサポートしていないことを意味します。
しかしなぜGoogle推しの「WebP」から上書き保存しようとした場合だけデフォルトの選択がAppleが推してた「HEIF」形式になるのか謎。
PNGやJPEG画像をWebP画像に変換して保存
※ペイントではPNGやJPEG画像をWebP画像に変換して保存はできません。
WebP画像をWebP画像のまま保存はできませんが、PNGやJPEG画像をペイントで読み込んで「名前を付けて保存」で「.webp」と手書きして保存することができます。
上の項目で「WebPの出力をサポートしていないことを意味します」と書きましたが、これだけみるとWebPの出力をサポートしているのでは?となるかもしれません。
しかしながら、この方法で作成された「.webp」ファイルは内部的にはWebPフォーマットではないはずです。
ファイルサイズも小さくはなりませんし、どのファイル形式で保存されているのか知りませんが(ぱっと見PNG?)、拡張子が変わっただけといったところでしょう。
「.png」の画像をペイントで「.webp」にして保存、デスクトップ上で「ファイル名の変更」を使って「.png」に戻せばWebP非対応のアプリケーションでも開くことができるのです。
しかし本当にそれがWebP画像であれば、単純なファイル名の変更で拡張子を「.png」に変えるだけではWebP非対応のアプリケーションで開くことはできないのです。
画像ファイル形式の拡張子名は、適当に拡張子名だけ変換しても互換性というべきなのか、多くのアプリケーションで普通に使えてしまうので注意が必要です。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません