コマンドプロンプトで結果をテキスト出力する
コマンドプロンプトで結果をテキストファイルに出力するには、リダイレクション(>
)演算子を使用します。以下の手順に従ってください。
- コマンドプロンプトを開きます。
- 出力をテキストファイルに保存したいコマンドを入力します。例えば、ディレクトリの一覧を表示するコマンドdirを使用します。
- コマンドの末尾に> 出力ファイル名.txtと追加します。出力ファイル名.txtは任意のテキストファイル名に置き換えてください。例えば、dir > ファイル一覧.txtとします。
- Enterキーを押します。
これにより、コマンドの実行結果が指定したテキストファイルに出力されます。テキストファイルはコマンドを実行したカレントディレクトリに保存されます。
なお、上記の方法はコマンドの標準出力のみをファイルにリダイレクトするものです。エラーメッセージなど、標準エラー出力を含む場合は、2>
演算子を使用してリダイレクトすることも可能です。例えば、dir 2> エラーメッセージ.txt
とすることで、エラーメッセージを別のテキストファイルに保存できます。
結果をテキスト出力するコマンド例と結果例
以下にいくつかの一般的なコマンドの例とその結果の例を示します。
- ファイルの一覧を表示するコマンド(dir):
コマンド: dir > ファイル一覧.txt
結果: ファイル一覧.txt
という名前のテキストファイルが作成され、ファイルの一覧がそのファイルに保存されます。
- フォルダの内容を再帰的に表示するコマンド(tree):
コマンド: tree > フォルダ構造.txt
結果: フォルダ構造.txt
という名前のテキストファイルが作成され、現在のフォルダのディレクトリツリーがそのファイルに保存されます。
- IPアドレスの情報を表示するコマンド(ipconfig):
コマンド: ipconfig > IP情報.txt
結果: IP情報.txt
という名前のテキストファイルが作成され、IPアドレスやネットワークの情報がそのファイルに保存されます。
- プロセスの一覧を表示するコマンド(tasklist):
コマンド: tasklist > プロセス一覧.txt
結果: プロセス一覧.txt
という名前のテキストファイルが作成され、実行中のプロセスの一覧がそのファイルに保存されます。
これらは一般的な例ですが、コマンドプロンプトでは多くのコマンドが利用できます。各コマンドには異なる出力形式がありますので、コマンドのドキュメントを参照することをおすすめします。