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コマンドプロンプトのerrorlevelについて

コマンドプロンプトのerrorlevelは、直前に実行されたコマンドの実行結果の状態を示す数値です。この値は、0から255の範囲で表され、一般的に0が成功を示し、それ以外の数値は失敗を示します。

例えば、dirコマンドを実行した場合、ファイルやフォルダーの一覧が表示されます。このコマンドが成功した場合、errorlevelの値は0に設定されます。一方、存在しないディレクトリを指定してcdコマンドを実行した場合、errorlevelの値は1に設定されます。

errorlevelの値を利用することで、バッチファイルなどの自動化スクリプトで、実行したコマンドの結果に応じた処理を行うことができます。具体的には、条件分岐文(if文)やループ文(for文)などを使用して、実行結果に応じた処理を実行することができます。

errorlevelの指定サンプルコード

以下は、errorlevelを指定してバッチファイル内で条件分岐を行うサンプルコードです。

@echo off
rem ディレクトリが存在する場合は削除する
if exist "C:\example" (
	rd /s /q "C:\example"
	if %errorlevel% equ 0 (
		echo ディレクトリを削除しました。
	) else (
		echo ディレクトリの削除に失敗しました。
	)
) else (
	echo ディレクトリが存在しません。
)

このコードでは、if existコマンドで指定したディレクトリが存在する場合は、rdコマンドでディレクトリを削除しています。その後、if文でerrorlevelの値を判定し、削除に成功した場合は「ディレクトリを削除しました。」と表示し、失敗した場合は「ディレクトリの削除に失敗しました。」と表示しています。ディレクトリが存在しない場合は、「ディレクトリが存在しません。」と表示します。

このように、errorlevelを利用することで、実行結果に応じた処理をバッチファイル内で自動化することができます。