Godot のスクリプトに記述する extends とは
Godotのスクリプトにおけるextendsは、スクリプトが特定のクラスや他のスクリプトから機能を継承することを指定するためのキーワードです。これは、スクリプトがノードの振る舞いを拡張するために使用されます。
例えば、extends Node2Dと記述すると、そのスクリプトはNode2Dクラスのすべての関数とプロパティを継承します。これにより、そのスクリプトがアタッチされたノードはNode2Dのすべての機能を持つことになります。
また、extendsはGodotが既に使い方を決めている語(キーワード)の1つであり、Godot Engineではシーンのインスタンスを生成する際にも使用されます。
extendsの値は変更できる?
Godotのスクリプトにおけるextendsの値は、スクリプトが作成された時点で設定され、その後変更することはできません。つまり、一度スクリプトが特定のクラスを継承するように設定されると、その継承関係は固定されます。
これは、extendsがスクリプトの基本的な構造を決定するためで、実行時に動的に変更することは許されていません。したがって、異なるクラスの機能を動的に取り入れる必要がある場合は、別の設計パターン(例えばコンポジション)を使用することを検討する必要があります。