Pythonで除算と余りを同時に求める
Pythonで除算と余りを同時に求めるには、divmod()
関数を使います。この関数は2つの引数を取り、第1引数を第2引数で割った商と余りをタプルで返します。
以下は例です。
>>> divmod(10, 3)
(3, 1)
この例では、10
を3
で割った商が3
で余りが1
であるため、divmod()
関数は(3, 1)
を返します。
また、divmod()
関数を使わずに商と余りを別々に求める場合は、以下のように演算子を使って計算することもできます。
>>> x = 10
>>> y = 3
>>> q = x // y # 商を求める
>>> r = x % y # 余りを求める
>>> q, r
(3, 1)
ここでは、//
演算子を使って10
を3
で割った商を求め、%
演算子を使って余りを求めています。計算結果はタプルで(3, 1)
となります。
divmod()の mod て何の略?
divmod()
関数のmod
は、modulo
の略です。modulo
は、ラテン語のmodulus
(剰余)から来ています。
divmod()
関数は、引数として与えられた2つの数値を除算し、商と余りを計算して返します。div
はdivision
の略で、引数を除算して商を計算することを示しています。一方、mod
はmodulus
の略で、引数を除算して余りを計算することを示しています。
つまり、divmod()
関数は、引数として与えられた2つの数値を除算し、商と余りの両方を計算して返す関数であり、その名前はdiv
とmod
の2つの用語から構成されています。