正規表現でのプラス記号の意味について
正規表現におけるプラス記号(+)は、「直前のパターンが1回以上繰り返されること」を表します。具体的には、直前のパターンが1回以上連続して現れる場合にマッチします。
たとえば、正規表現 "a+" は、「a」という文字が1回以上連続して現れる場合にマッチします。以下の文字列は、この正規表現にマッチします。
- "a"
- "aa"
- "aaa"
- ...
しかし、以下の文字列はマッチしません。
- ""(空文字)
- "b"
- "ab"
なぜなら、直前のパターンである「a」が1回以上現れる必要があるためです。
また、正規表現では、「*」と「+」の2つの特殊文字がありますが、その違いは次のとおりです。
- 「*」は直前のパターンが0回以上繰り返されることを表す(0回でもマッチする)。
- 「+」は直前のパターンが1回以上繰り返されることを表す(1回以上でないとマッチしない)。
正規表現において、「+」はより制約の厳しい条件を表し、パターンが少なくとも1回以上現れる必要がある場合に使用されます。