Inkscape | 切り取りと切り抜き、差分と交差の使い方
Inkscapeでパスを操作する「差分」と「交差」の簡単な使い方の紹介です。
言葉的に最初は戸惑いますが、「差分=切り取り」「交差=切り抜き」と考えると慣れるのが早いですね。
差分でパスを切り取る
差分は、元になるオブジェクトを、前面に配置したオブジェクトの形で切り取ります。
元になるオブジェクトより前面に切り取る形のオブジェクトを配置し、双方のオブジェクトを複数選択します。
※複数選択はShiftを押しながらの選択です
「Ctrl *」または「パスのメニュー」から「差分」を実行します。
差分の要点
- 複数のオブジェクトを同時に差分することは出来ません
- ストロークは切り取り範囲に含まれません
- パスではない図形オブジェクトはパスに変換されます
- 切り取り後のFillやストローク設定は背面のオブジェクトを引き続きます
交差でパスを切り抜く
交差は、ふたつのオブジェクトが重なる部分を切り抜きます。(差分と同じく、残るオブジェクトは背面にあるオブジェクトになります)
ふたつのオブジェクトを重なるように配置して、双方のオブジェクトを複数選択します。
※複数選択はShiftを押しながらの選択です
オブジェクトを複数選択して「Ctrl +」または「パスのメニュー」から「交差」を実行します。
差分の要点
- 複数のオブジェクトを同時に切り抜くことは出来ません
- ストロークは切り抜き範囲に含まれません
- パスではない図形オブジェクトはパスに変換されます
- 切り抜き後のFillやストローク設定は背面のオブジェクトを引き続きます
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません