JavaScript | Illegal return statement エラーの原因と修正案

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JavaScript | Illegal return statement エラーの原因と修正案

JavaScriptで発生するコンソールエラー「Illegal return statement」の原因と対処・修正案について紹介しています。

Uncaught SyntaxError: Illegal return statement ~
キャッチされていない構文エラー: 不正な return ステートメント

確認環境

Microsoft Edge バージョン 118.0.2088.46

Illegal return statement エラーの発生原因

「Illegal return statement」というJavaScriptのエラーは関数内ではない場所で「return」ステートメントが記述されていたり、「for」文など繰り返し処理を抜ける時に「break」ステートメントと間違って「return」ステートメントが記述されている場合に発生するエラーです。

このエラーはキャッチされていない構文エラー(Uncaught SyntaxError)に分類されています。

例えば、以下のように関数内以外で「return」ステートメントが記述されているコードを実行するとに同エラーは発生します。
以下の例だと、実際に「if」文内の処理が実行されるかどうかに関係なく、そのままエラーを出力します。

function name(params) {
	// 処理
}
if ($a) {
	// 処理
	return;
}

繰り返し処理にて間違って「return」ステートメントが記述されている場合も「Illegal return statement」エラーが出力されます。

function name(params) {
	// 処理
}
if ($a) {
	// 処理
	return;
}

Illegal return statement エラーの修正案

「Illegal return statement」エラーを修正するには、正しい場所に「return」ステートメントが記述されているか確認、修正する必要があります。

function name(params) {
	// 処理
	return;
}

また、「for」文などのループ処理から抜ける場合は「return」ステートメントではなく「break」ステートメントを利用します。

for (const iterator of object) {
	// 処理
	if ($a) {
		break;
	}
}