Python | コード内の文字列を改行する

Pythonで文字列を扱う場合もシングルクォーテーションまたはダブルクォーテーションで囲いますが、その場合の文字列をコード内で改行する方法を調べたり試したりしてみたまとめです。
目次
Pythonでコード内の文字列を改行する方法
以下の文字列を「Hello world」をHello」と「world」にわけて改行していきます。
str = 'Hello world'
トリプルクォートで囲う方法
シングルクォーテーション、ダブルクォーテーションを3連で記述したトリプルクォートで囲う方法です。
str = '''Hello
world'''
# 改行コードを含める場合
str = '''Hello\n
world'''
改行コードを含める場合
str = '''Hello\n
world'''
バックスラッシュを使う方法
改行させたい文字列の末尾にバックスラッシュを記述して改行を許可する方法です。
str = 'Hello\
world'
改行コードを含める場合
str = 'Hello\n\
world'
※シンタックスハイライトでは文法エラーとして判別されているようです。
括弧を使う方法
str = (
'Hello'
'world'
)
改行コードを含める場合
str = (
'Hello\n'
'world'
)
リストを使う方法
リスト(配列とは別だけど、のようなもの)を利用して文字列を作成していく方法です。
リスト内の文字列を必要な時にjoin()で連結してひとつの文字列に変換します。
str = [
'Hello',
'world'
]
str = ''.join(str)
改行コードを含める場合
str = [
'Hello',
'world'
]
str = '\n'.join(str)
Pythonでは使えないパターン
バッククォーテーションで囲う方法
JavaScriptで使うテンプレートリテラルのバッククォーテーションで囲って改行を有効にする方法はPythonでは使えません。
改行以前にPythonではバッククォーテーション自体が文字列リテラルの定義として利用できません。
str = `Hello
world`
改行コードのみ
文字列としての改行コードを末尾に記述してコードとしての改行はできません。
str = 'Hello\n
world'
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