Visual Studio Code | VSCodeでサポートされていないOSバージョンに接続しようとしています。の原因と対策

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Visual Studio Code | VSCodeでサポートされていないOSバージョンに接続しようとしています。の原因と対策

Visual Studio Code(VScode)でRemote – SSHを利用してXサーバーにアクセスしていますが、バージョン 1.86.1 移行「VSCodeでサポートされていないOSバージョンに接続しようとしています。」と警告が出るようになりました。

確認環境

Windows11
Visual Studio Code バージョン 1.88.1

接続しているサーバーのOSがサポート対象外になる事が理由

詳細情報から、「VSCodeでサポートされていないOSバージョンに接続しようとしています。」というメッセージは、VSCodeのバージョンアップ(1.86.1~)によりリモートサーバーのビルドツールチェーンの最小要件が引き上げられた事が原因のようです。

接続しているサーバーが古いOSとしてサポート対象外となった事を意味するようです。

Linux minimum requirements update
In this milestone, we have updated the toolchains to build our desktop client. From this release onwards, VS Code desktop is only compatible with Linux distributions based on glibc 2.28 or later, and glibcxx 3.4.25 or later, such as Debian 10, RHEL 8, or Ubuntu 20.04.

If you are unable to upgrade your Linux distribution, the recommended alternative is to use our web client. If you would like to use the desktop version, then you can download the VS Code release 1.85. Depending on your platform, make sure to disable updates to stay on that version. A good recommendation is to set up the installation with Portable Mode.

翻訳:
Linux の最小要件の更新
このマイルストーンでは、デスクトップ クライアントを構築するためのツールチェーンを更新しました。このリリース以降、VS Code デスクトップは、Debian 10、RHEL 8、Ubuntu 20.04 など、glibc 2.28 以降および glibcxx 3.4.25 以降に基づく Linux ディストリビューションとのみ互換性があります。

Linux ディストリビューションをアップグレードできない場合は、Web クライアントを使用することをお勧めします。デスクトップ バージョンを使用したい場合は、VS Code リリース 1.85 をダウンロードできます。プラットフォームによっては、そのバージョンを維持するためにアップデートを必ず無効にしてください。ポータブル モードでインストールをセットアップすることをお勧めします。

Visual Studio Code January 2024

現在は移行(猶予)期間となっており、互換性を保持していますので「許可」を選択する事でサーバーにアクセスする事が可能ですが、2025年2月までと示されています。

一年弱ほどの猶予期間ですので、Xサーバーの更新予定をみておく必要がありそうです。

この問題の解決案

当方の場合、接続しているレンタルサーバーであるXサーバーは随分前に契約したものですので、同じXサーバーでも新サーバーであれば問題ない可能性が高いかもしれません。
いずれにせよ新サーバーに移行しておいた方が性能も良さげですし、確認して新サーバーに移行する準備だけ進めておきます。