デスクトップPCとモニターの消費電力は?実測値を調べてみました
デスクトップパソコンと接続しているモニターが実際に消費している消費電力と電気料金について実測値を調べてみました。
また、スリープ中の消費電力についても紹介しています。
検証に利用したPCはHPの「HPE 390jp」になります。
OSはWindows10で、CPUは省エネ的にはおそらく微妙な「インテル® Core™ i7 -980X」、グラフィックボードは「NVIDIA® GeForce® GTX460」が搭載されています。
また、搭載している電源は「最大460W ATX電源」となっています。
モニターは「MITUBISHI RDT231WLM-S(BK)」になります。
23型、画素数1920×1080、公称消費電力は定格51W、スリープ中は0.5Wとなっています。
※一日あたり、月間、年間の値は実測値を元にした想定値です。
※当方のPC環境は10年前のもので、スペックの割に消費電力が高い方だと思います。
デスクトップPCとモニターの起動中の消費電力量
デスクトップパソコンを以下の条件で検証してみたところの1時間あたりの消費電力はPCがおよそ150wh(0.15kwh)、PCモニターがおよそ30wh(0.03kwh)でした。
- ブラウザ起動
- 他、適度なアプリケーション起動
- ゲームはなし
消費電力 | 電気料金(30円 / kw) | |
---|---|---|
PC 起動中 1時間あたり | 150wh(0.15kwh) | 4.5円 |
モニター 起動中 1時間あたり | 30wh(0.03kwh) | 0.9円 |
検証中、冷却ファンは常に時折動く程度でした。
PCは通常120Wあたり、何らかの高負荷があると250Wあたりになっていました。
デスクトップPCとモニターのスリープ中の消費電力量
デスクトップPCのデスクトップPCとモニターがスリープ中の消費電力は、どちらも1時間あたり約1wh程度となりました。
消費電力量 | 電気料金(30円 / kw) | |
---|---|---|
PC スリープ中 1時間あたり | 1wh(0.001kwh) | 0.03円 |
モニター スリープ中 1時間あたり | 1wh(0.001kwh) | 0.03円 |
1W前後は正確に測れていません。
例えばモニターのスリープ中の公称値は0.5Wとなっていますので、おそらく0.5W程度なのでしょう。
デスクトップPCとモニターの月間、年間消費電力量と電気料金
デスクトップPCを1日8時間使った場合、PCとモニターの合算は年間消費電力は約518.40kwhと電気料金は約約15,552円となりました。
以下はPC単体での1日あたり、1ヶ月あたり、1年あたりの消費電力量、電気料金の想定値になります。
PC | 消費電力量 | 電気料金(30円 / kw) |
---|---|---|
1日あたり | 1,200wh(1.20kwh) | 36円 |
1ヶ月あたり | 36,000wh(36.00kwh) | 1,080円 |
1年あたり | 432,000wh(432.00kwh) | 12,960円 |
以下はモニター単体での1日あたり、1ヶ月あたり、1年あたりの消費電力量、電気料金の想定値になります。
モニター | 消費電力量 | 電気料金(30円 / kw) |
---|---|---|
1日あたり | 240wh(0.24kwh) | 7.2円 |
1ヶ月あたり | 7,200wh(7.20kwh) | 216円 |
1年あたり | 86,400wh(86.40kwh) | 2,592円 |
以下はPC・モニター合算での1日あたり、1ヶ月あたり、1年あたりの消費電力量、電気料金の想定値になります。
PC・モニター合算 | 消費電力量 | 電気料金(30円 / kw) |
---|---|---|
1日あたり | 1,440wh(1.44kwh) | 43.2円 |
1ヶ月あたり | 43,200wh(43.20kwh) | 1,296円 |
1年あたり | 518,400wh(518.40kwh) | 15,552円 |
例えば、電源のオンオフやスリープを使わずに24時間フルに起動していた場合は以下のような消費電力量と電気料金になることが想定されます。
PC・モニター合算 | 消費電力量 | 電気料金(30円 / kw) |
---|---|---|
1日あたり | 4,320wh(4.32kwh) | 129.6円 |
1ヶ月あたり | 129,600wh(129.60kwh) | 3,798円 |
1年あたり | 1,555,200wh(1,555.20kwh) | 46,566円 |
これにゲームなどの重いアプリケーションを24時間フル起動した場合は、電気料金は更に高くなると考えられます。
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