バッチファイルで乱数を扱う
バッチファイル内で乱数を扱うには、一般的には %RANDOM% 変数を使用します。この変数には 0 から 32,767 までの範囲のランダムな整数値が格納されます。以下に、乱数を使った基本的なバッチファイルの例を示します。
@echo off
setlocal
REM 乱数を生成して表示する例
set /a random_number=%RANDOM%
echo Random Number: %random_number%
endlocal
この例では、%RANDOM% 変数を使用して乱数を生成し、それを表示しています。また、set /a コマンドを使用して算術式を評価しています。
さらに、特定の範囲内の乱数を生成したり、複数の乱数を組み合わせたりすることもできます。以下にいくつかの例を示します。
- 特定の範囲の乱数生成:
@echo off
setlocal
REM 1 から 100 の範囲の乱数を生成して表示する例
set /a min=1
set /a max=100
set /a range=%max% - %min% + 1
set /a random_number=%RANDOM% %% %range% + %min%
echo Random Number: %random_number%
endlocal
- 複数の乱数を組み合わせる例:
@echo off
setlocal
REM 0 から 9 の範囲の2つの乱数を生成して足し合わせる例
set /a random_number1=%RANDOM% %% 10
set /a random_number2=%RANDOM% %% 10
set /a sum=%random_number1% + %random_number2%
echo Random Number 1: %random_number1%
echo Random Number 2: %random_number2%
echo Sum: %sum%
endlocal
バッチファイルで乱数を扱う際には、%RANDOM% 変数を適切に利用して、必要な操作を行うようにしてください。