tell と say の違い、使い分けについて
「tell」と「say」は、英語で伝えることや話すことを表す動詞ですが、意味や使い方にはいくつかの違いがあります。
「tell」は、特定の相手に対して情報や指示、意見などを伝えるときに使われます。つまり、伝える内容が具体的な相手に直接向けられている場合に使います。以下に例文を示します。
- She told me about her new job.(彼女は私に自分の新しい仕事について話した。)
- Can you tell him to call me?(彼に私に電話するように伝えてもらえますか?)
- He told us the secret.(彼は私たちにその秘密を教えてくれた。)
一方、「say」は、発言や発話を表す一般的な動詞で、話す内容や発言そのものを表現するために使われます。相手が明示されない場合や、話した内容が具体的に示されない場合によく使用されます。以下に例文を示します。
- She said she would come to the party.(彼女はパーティに来ると言いました。)
- He said something funny.(彼は何か面白いことを言いました。)
- The sign says "No Entry".(その看板には「進入禁止」と書かれています。)
つまり、「tell」は伝える内容が具体的な相手に向けられる場合に使われ、「say」は話した内容そのものを表現する際に使用されることが一般的です。ただし、実際の使用では両方の動詞が混在することもありますので、文脈に応じて使い分ける必要があります。