中部電力の燃料費調整額、自由料金メニューでもマイナス調整価格に転じる(2023年7月分)
中部電力の燃料費調整額について2023年7月分が公表されています。
国による価格激変緩和対策の恩恵込みになりますが、自由料金メニューでもマイナス調整価格に転じています。
規制料金メニューとの価格差も小さくなってきました。
現状では、2022年1月の水準まで戻っていますね。
自由料金メニューの燃料費調整額が規制料金メニューと同額~になると
高騰により発生していた規制料金メニューのメリットは無くなります。
しかし、自由料金メニューの燃料費調整額が規制料金メニューと同額になるタイミングで、それより規制料金では▲1.64円で止まっていたマイナス調整価格が更に進む事になります。
原油、石炭、天然ガスの先物相場は下落しており、素人目にみても、円安の影響はありますが、価格激変緩和対策を別計算しても2022年1月より以前の水準になる可能性が十分にあります。
となると、価格激変緩和対策込みだと▲7円台という、見覚えのないレベルまで電気料金は安くなる事になるのです。
それは値上げを発表・検討していない中部電力を含む電力会社に限られる話ですが。
現状も見通しでも明らかに燃料費が下がっているのに、このタイミングで基本電気料金の値上げを決定した東京電力を始めとする大手電力の意図がわかりにくくもあります。
こればっかりは、他エリアの方には申し訳ないですけど、中部電力で良かったと。
燃料費調整価格に上限が設定されているのであれば、下限も設定しておくべきでは、と素人ながらに考えてしまいます。
下限到達時に得た利益を上限到達時に充てれば良いのに、そうじゃないから、いざ上限に到達した途端に上限撤廃しますねv(^^)、は意味ないし、止めて欲しい。
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