先物価格から燃料費調整額の見通しを考察(22年11月)

2023-04-28電気料金,光熱費

先物価格から燃料費調整額の見通しを考察(22年11月)

22年11月現在の「原油」「石炭」「天然ガス」の先物価格から燃料費調整額の見通しを考察します。

燃料費調整額の推移

2020年11月から2022年11月までの中部電力での燃料費調整額の推移です。

平均燃料単価燃料費調整額
2020/1123,200-5.29
2020/1220,600-5.89
2021/0119,200-6.22
2021/0219,400-6.17
2021/0321,000-5.80
2021/0423,400-5.24
2021/0526,100-4.61
2021/0627,000-4.40
2021/0727,300-4.43
2021/0826,800-4.45
2021/0929,000-3.94
2021/1031,400-3.38
2021/1133,600-2.87
2021/1235,700-2.38
2022/0138,200-1.79
2022/0244,000-0.44
2022/0348,8000.68
2022/0450,9001.17
2022/0552,8001.61
2022/0653,5001.77
2022/0757,8002.77
2022/0861,6003.66
2022/0967,6005.06
2022/1074,9005.36(※)
2022/1182,80011.04
燃料費調整額の推移

※ 2022年10月分は燃料費調整額の上限値となっています。

以下は2020年11月から2022年11月までの中部電力での燃料費調整額の推移をグラフにしたものになります。

燃料費調整額の推移グラフ
燃料費調整額の推移グラフ

上限が撤廃される自由料金メニューでは11月分より11.04円となり、上限のある規制料金メニューの5.36円と比べて5.68円の差額が発生しています。

「原油」「石炭」「天然ガス」の先物価格の推移

燃料費調整額の算出に使われる「原油」「石炭」「天然ガス」価格の推移グラフになります。

最新の22年11月分の燃料費調整額の算出に使われているる期間(22年7月~22年9月)の部分に色を付けています。

参考:経済指標 | JA | TRADINGECONOMICS.COM

原油 先物価格の推移
原油 先物価格の推移
天然ガス 先物価格の推移
天然ガス 先物価格の推移
石炭 先物価格の推移
石炭 先物価格の推移

高止まりしていそうだった石炭価格も落ち着いてきた事から、原油、天然ガス、石炭ともにピーク時より安くなっているようです。

燃料費調整額の見通しを考察(22年11月)

22年11月分の燃料費調整額の算出に使われているる期間が22年7月~22年9月という事から、燃料費調整額の上昇は11月分をピークにひとまず落ち着いていくのではないでしょうか。

上限が撤廃される自由料金メニューでは、22年11月分は上限のある規制料金メニューの5.36円と比べて5.68円の差額が発生していますが、12月分、1月分はこの差額は小さくなる可能性がありそうです。

政府から1kwhあたり7円の補助金が出ると発表されていますので、その場合、ここ1年ほどで上昇した燃料費調整額の値上がり分は相殺できるのかもしれません。