従量電灯の料金メニューに戻せない?また、戻すべきか?
電気代の高騰で話題の自由料金メニューにおける燃料費調整額の撤廃から、従量電灯の料金メニューに戻すべきか、戻さないでおくべきか、考えています。
そもそも従量電灯の料金メニューに戻せるのか
従量電灯A、従量電灯B、従量電灯Cなど地域によってメインの料金メニューの名称は変わります。
私の中部電力エリアでは従量電灯Bが一般的な規制料金メニューになります。
例えば新電力会社や大手電力会社の自由料金メニューに変更している場合、従量電灯に戻せるのかどうかというのも気になるところです。
Googleで検索しても、電力会社のQ&Aで検索しても「従量電灯などの料金メニューに戻せるかどうか」について大手電力会社の公式アナウンスされているものは全く見つかりません。
自由料金メニューにはWEBから切り替えできるものの、同じようにWEBから自由料金メニューから従量電灯の料金メニューに切り換える事はできない仕様になっていまので「従量電灯の料金メニューには戻せない」と判断してしまう人もいそうです。
しかし、様々な情報から従量電灯などの料金メニューへの申し込み、メニュー変更に制限があってはならない事がわかります。
調べてみると、少なくとも中部電力では電話による対応のみとなっているようです。
状況から国をあげて電気料金プランを戻せる事をアナウンスするべきではないでしょうか。
従量電灯の料金メニューに戻すべきか
前記事で書きましたが、燃料費調整額の変動の見通しが今後大幅に上昇するかどうか判断するのは難しいところです。
※中部電力エリアでは上限額と撤廃した場合の燃料費調整額は10月分で1.5円程度の差額ですが、既に5円ほどの差額が生じている大手電力会社もあります。調べてみたら中国電力は既に8円差となっていました。
関連:先物価格から燃料費調整額の見通しを考察する | ONE NOTES
利用している料金メニューが僅かなポイントが付くだけの従量電灯の料金メニューと同じ料金形態のプランの場合は、私なら最短で従量電灯メニューに戻します。
私の場合は、夜間に電気料金が安く昼間は高い料金のプランで、夜間にバッテリーに充電しながらソーラーパネルと併用して昼間の電気の購入量を抑えています。
燃料費調整額撤廃の問題がなければ、少なからず電気料金を削減できるので戻すかどうかの判断が難しいところです。
しかし、バッテリーへの充放電の過程で電気の変換ロスがあるため、実際は20%~30%ほど多く電気を消費しているはずです。
仮に夜間16円でも実質的には20円、21円くらいになってしまっていると考えています。
そうなると、燃料費調整額の差額は数円もカバーできないのではないでしょうか。
電気の使用量に対して燃料費調整額、再エネ賦課金、消費税は比例してしまいますので、根本的に電気料金を抑えるには、やはり節電したり、ソーラーパネルの発電量を増やすしかないと思います。
いずれ、燃料費調整額が元の状態に戻れば夜間が安い料金メニューは魅力的ですが、今じゃなくても良いかな、と考えているところです。
中国電力が従量電灯の料金値上げを検討へ
中国電力が電気料金値上げを検討、といった趣旨のニュースが本日出てきました。
中国電力の自由料金メニューでは、既に燃料費調整額は撤廃されていますので、このニュースは従量電灯などの規制料金メニューを対象としているようです。
ニュース内容では燃料費調整額ではなく規制料金メニューの料金形態そのものの値上げを検討とのこと。
また、申請して認可されるまでに最低4ヶ月程度は要するとの事ですので、値上げが確定して反映されるのは来年1月や2月からの電気料金となりそうです。
エリアは違いますが、やはり燃料費調整額の上限があることで大手電力会社も赤字決済となっており、他社も中国電力に続いて燃料費調整額の上限撤廃を含めた何らかの値上げが検討、実施されていくのではないでしょうか。
規制料金メニューの料金形態そのもののが値上げとなった場合、自由料金メニューの方も同様に値上げしそうですね。
結局従量電灯メニューも値上げされ同じになるなら、夜間電力が安いプランでも良かった、となりそうですが、認可までに時間がかかるのであれば、戻しておいても良さそうです。
こういう時に限って国から迅速に認可が下りそうな?
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