SEO | Safariが遂にWebPに対応か、WebP対応ブラウザのシェアは95%超えに?
iOS 14とmacOS 11に同梱されるSafariの最新バージョンにて、WebP画像のサポートが追加されていることが確認できたようです。
Apple Adds WebP Image Support in Safari 14 – MacRumors
正直、Appleは絶対対応したくないんだろうと思っていましたので驚きです。
Safariの対応でWebP未対応ブラウザのシェアは気にしなくて良いレベルに?
WebPは、Googleによって2010年に開発・発表された画像形式で、同じ画像品質のPNGやJPEGと比べ30%ほどファイルサイズを小さくすることができるのが特徴です。
当サイトでもWebPの利用を開始しておりますが、圧縮済みのJPEG・PNGファイルと比べても20%以上、圧縮前のものから比べると50%以上軽量化されていることが確認できています。
SafariはAppleの開発した独自の新世代画像形式であるJPEG 2000を推奨してまいりましたが、対応ブラウザは現在においてもSafariのみとなっており、WebPは今まで対応してこなかったSafariを除いて殆どのブラウザで対応している状況でした。
WebP対応ブラウザのシェアがiPhoneの多い日本ではそうでもないでしょうが、世界全体では2020年現在で(確か)78%以上あったことから、残すところSafari待ちだった状態で、Safariが対応すれば95%を超えるのではないでしょうか。
そうなるともうWebPだけで設計しても問題ないというところまできていそうです。
これにより、<source>を使ったりサーバーで振り分けたりしていた処理も不要になっていくのかもしれません。
素材系サイトでは、別途ダウンロードの用意は必要か
OSやブラウザが対応していても、一部の画像編集アプリケーションや開発アプリケーションではWebP形式に未対応だと思われるので、素材画像サイトやブログなどでは、PNG形式でのダウンロードを別途用意する必要はありそうです。
とはいえGimp、Sketch、ペイントなど多くの主要アプリケーションは既にWebPに対応済みで、Photoshopなどもプラグインで対応できているとの情報があります。
WebPは完全な透過処理にも対応しているので、ゲーム開発などで使うPNG画像などの代用にも十分、その軽さからより好まれていく傾向にあるのかもしれません。
WordPressでWebPの正式サポートは?
ブログ系でいうとWordPressもそろそろ正式サポートしてくれないと困る状況になってきました。
プラグインで対応できるものの、JavaScriptでHTMLを書き換えたりでイマイチ納得のいくプラグインがみつかりません。
かといって、自分で実装するのはちょっと大変そうなので見送りがちですよね。
WordPressでのWebPの正式サポートに期待したいと思います。
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