電気・ガスの激変緩和措置、延長も補助は7円/1kwhではない?燃料費調整額の推移グラフなど
国が実施している電気・ガスの激変緩和措置は2023年12月まで延長されていますが、電気の方は7円/1kWhの補助ではなく3.5円なのですね。
元々2023年10月使用分までの予定で10月使用分だけ3.5円/1kWhの補助でした。
電気 | ガス(※都市ガスに限る) | |
---|---|---|
23年1〜8月使用分 | 7円/1kWh | 30円/1㎥ |
23年9〜12月使用分 | 3.5円/1kWh | 15円/1㎥ |
12月使用分まで延長という事は、最後の3.5円/1kWhが延長されるという事ですか、これは納得です。
最初から延長ある可能性を考えて最後の月だけ3.5円/1kWhにしていた天才がいたのですね。
確かに延長時に補助が半額になるとメディアに袋叩きにあうはずなので、うまいこと回避していると思われます。
中部電力ですが、今の燃料費調整額であれば補助金が必要ないくらいには安い状態ですので、あまり問題ありません。
燃料費調整額の推移グラフ(2020年11月~2023年11月使用分)
2020年11月~2023年11月使用分の補助金を考慮していない中部電力の燃料費調整額推移は以下の通りです。
規制料金メニューは5.36円で上限に達して止まっていますが、自由料金メニューは2022年12月分より上限を撤廃しています。
当方は上限撤廃の発表を受けて撤廃前に規制料金メニュー(従量電灯B)に戻しましたが、上限が撤廃されて、かつ補助金も開始されていなかった自由料金メニューの12月分だけが大幅に高くなった事が表からわかります。
上記グラフでは除外していますが、2023年1月分より国による補助金で1kwhあたり7円安くなっています。
補助金込みの燃料費調整額の推移グラフは以下の通り。
上限と、上限の撤廃、補助金により歪なグラフになってしまいますが、今現在は規制料金も自由料金も同額の燃料費調整額が請求されています。
元々の電気料金が収入と比較して高いかどうかですし、燃料費調整額がマイナス域だから安い!とは一概にはなりませんが、補助金込みであれば、例年の数値になっていると考えられます。
補助金が1kWhあたり7円から3.5円、そして無し、と段階を踏んでくれるのは、急に7円分高くなってしまうよりは有り難い事かもしれませんね。
だけど、当方プロパンガスなのですよね・・
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