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setlocal enabledelayedexpansion とは

setlocal enabledelayedexpansion は、Windows のバッチ スクリプトやコマンド プロンプトで使用されるコマンドです。このコマンドは、環境変数の値を取得し、変数の値を展開する際に遅延評価を有効にするために使用されます。

遅延評価は、バッチ スクリプト内で環境変数の値を動的に変更し、変更された値を後で展開するために使用されます。通常、バッチ スクリプト内で環境変数の値を展開すると、その時点での値が使用されますが、遅延評価を有効にすると、変数の値が展開されるタイミングが遅延し、変更された値が適用されます。

以下は、setlocal enabledelayedexpansion を使用して遅延評価を有効にしたバッチ スクリプトの例です:

@echo off
setlocal enabledelayedexpansion

set myvar=Hello

echo Before changing: %myvar%
set myvar=World

echo After changing without delayed expansion: %myvar%
echo After changing with delayed expansion: !myvar!

endlocal

このスクリプトでは、setlocal enabledelayedexpansion が遅延評価を有効にし、! を使用して変数の値を展開しています。このため、変数 myvar の値は後で変更された値 "World" が表示されます。一方、通常の % を使用して変数を展開した場合、変更前の値 "Hello" が表示されます。遅延評価を使用すると、スクリプト内で変数の値を動的に変更する場合に便利です。