バッチファイルの choice コマンドについて
バッチファイルの choice
コマンドは、ユーザーに対してテキストベースの選択肢を表示し、ユーザーが選択肢を入力するのを待つためのコマンドです。主に古典的なコンソールベースのユーザーインタラクションを実装するために使用されます。以下は choice
コマンドの基本的な使い方です。
choice /C <選択肢> /N /M "<プロンプト>"
ここで各オプションの説明です:
- /C オプション: ユーザーが選択できる文字のリストを指定します。たとえば、/C:12345 とすると、ユーザーは1、2、3、4、5のいずれかを選択できます。選択肢は最大で 255 文字まで指定できます。
/C
オプション: ユーザーが選択できる文字のリストを指定します。たとえば、/C:12345
とすると、ユーザーは1、2、3、4、5のいずれかを選択できます。選択肢は最大で 255 文字まで指定できます。
- /N オプション: ユーザーが選択肢を数字キーで入力する必要があることを示します。このオプションを指定しない場合、ユーザーは選択肢を文字で入力する必要があります。
/N
オプション: ユーザーが選択肢を数字キーで入力する必要があることを示します。このオプションを指定しない場合、ユーザーは選択肢を文字で入力する必要があります。
- /M オプション: ユーザーに表示されるプロンプトメッセージを指定します。
/M
オプション: ユーザーに表示されるプロンプトメッセージを指定します。
choice
コマンドはユーザーが選択を行うと、選択されたオプションに対応する数値を返します。たとえば、ユーザーが1を選択した場合、choice
コマンドはエラーレベル1を返します。バッチファイル内でこれを利用して条件分岐を行うことができます。
以下は簡単な例です:
@echo off
choice /C 123 /N /M "1: 選択肢1, 2: 選択肢2, 3: 選択肢3"
if errorlevel 3 goto option3
if errorlevel 2 goto option2
if errorlevel 1 goto option1
goto end
:option1
echo 1 が選択されました。
goto end
:option2
echo 2 が選択されました。
goto end
:option3
echo 3 が選択されました。
goto end
:end
この例では、ユーザーが1、2、3のいずれかを選択することができ、それに応じて対応するラベルにジャンプします。選択肢とラベルを適切にカスタマイズして、バッチファイルを作成できます。