電気・ガスの激変緩和措置の延長はいつまで?ニュース記事に思う事など
電気・ガス料金の激変緩和措置の延長が発表されました。
電気料金については1kwhあたりで補助が出ていて、そのまますべての電気料金から引かれる仕組みですが、2023年1月分から9月分までが1kwhあたり7円、10月分(9月使用分)は1kwhあたり3.5円となり終了となる予定でした。
激変緩和措置の延長はいつまでか
現在発表されている段階では、12月までは延長確定のようですね。
世論的に電気使用量の増える1月と2月を含めないとまずいので、少なくとも来年2月までは継続するのかな、と予想しています。
10月から電気料金値上げというニュース
主要メディアのネットニュースを見てると、10月で激変緩和措置が終了予定だから その分高くなりますという話なのに、あたかも「10月から電力会社が電気料金を値上げする」といった内容ばかりでしたね。
これは値上げの報道をメインに、国の激変緩和措置で電気料金が大幅に安くなっていた事を目立っては報道していなかったので、それをなかった事にしたいのかもですね。
単に値上げ値上げと騒いでいたいだけかもですけど。
以下なんかは「電気・ガスの激変緩和措置の延長について」のニュース記事なのに、何故か電気料金値上げの記事になっている不思議というか意味不明です。
電気・ガス補助金は10月以降も延長、岸田首相が表明…電力大手そろって値上げ(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース
延長なのだから、そもそも値上げも何もなくなったハズなのですけど。
ヤフコメはいつもの如くですが、流石に記事に騙されているというより気付いていながらも政府を叩きたいあまり、値上げ許すまじ、政府は何もしない、の流れに乗っかっている感じなのでしょうか。
確かに思うところはありますが、少なくとも、この激変緩和措置については助かっていますし、良い仕事をしてくれたという印象なのです。
激変緩和措置の恩恵
1月から始まった1kwhあたり7円補助の恩恵は思った以上に大きかったのではないでしょうか。
一か月あたり平均で400kwh使っていたとすると、電気料金は補助金によって月2,800円安くなっていたのです。
仮に補助金ではなく、電気料金の消費税の停止や撤廃だったら月1,500円くらいしか安くなってなかった計算です。
電気・ガスの激変緩和措置の延長は必要だったのか
勿論、貰えるものは貰っておきたいのは山々ですが、激変緩和措置の延長は必要だったのか気になるところですね。
ずっと電気料金の値上げが騒がれていますが、実際は春くらいからは高騰前の水準近くまで燃料費調整単価は下がっていたので、補助金込みだと電気料金は随分と安くなっていたと思います。
10月分も1kwhあたり7円の補助金が出るのなら、それを加味すると燃料費調整単価は▲4.23円(中部電力の場合)です。
こんなに安いのは2021年の7月以来です。
原材料単価はコロナ前程度まで戻っていますので、円安次第ですが、もう少し円高に振れるだけで、さらに安くなる可能性もありそうです。
と、考えると不要かもしれませんが、電気・ガスはどの家庭でも必要なものですので間接的に補助金として配れる要素として利用していると考えると良いのかもしれません。
それだと節電・節約を頑張る程に損なのでは?という考えに至ってしまいますが、気にしたら負けそうです。
あ、我が家はプロパンガスなのでガスの方の補助金は受けれていませんでした・・・
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