AI | プロンプトエンジニアの需要は伸びるのか
AI時代においてプロンプトエンジニア、プロンプトデザイナーという職種が新たに登場しているようです。
プロンプトエンジニアは対話型で文章や画像、動画などを生成するAIに対して少しでもベストな命令文を作成する人を指しますが、正直、その将来性において少々疑問に思う部分でもあります。
AIは誰でも扱えるようになってきている
それぞれの対話型AIの与えられた言葉を認識する能力は日々成長を続けています。
ChatGPTを利用したことがあるのであれば ご存知の通り、既に大抵の質問にAIが質問の意味を理解できないというケースは稀です。
内容によっては答える事ができない事はありますが、日本語であっても言葉の意味は殆ど理解しているように感じます。
画像や音楽、動画などの生成系AIについても、言語能力を後回しにしている部分もあるのか、まだまだ英語じゃないと、という部分もあるようですが、多言語対応なども進んでおり近い将来は言語型AIとの統合などにより誰でも簡単に目的の素材を生成できるようになるものと考えられます。
AIに適切なプロンプトを生成して貰える
ChatGPTでもGPT-4あたりからは特に、「○○について生成して貰う適切なプロンプトを教えて」と伝えると、ランダム性はあるものの結構そのまま使えるようなプロンプト例を提示してくれます。
プロンプトに必要な情報を多く伝えれば、それだけ良い結果になりますし、即座に・何度でもお願いできるというAI最大の強みから、プロンプト自体が必要なくなっていくまでの過程ではプロンプトはAIに生成して貰う事がより一般的になっていくと思います。
これまでのIT技術より簡単に扱えるようになるはず
AIは、PCやスマートフォンなどのIT端末の操作より、遥かに簡単に扱えるようになると考えられます。
それこそ、老若男女、お年寄りでもAIとの対話により今まで難しかった操作が簡単にできるようになり、またITサービスも手軽に受けられるようになる。
それこそが、AIが対話型である目的のひとつでしょうし、プロンプトエンジニアという得意な人しか扱えない状況から打破できる性能を目指しているものと考えられます。
当方もプロンプトエンジニアなるものは考えていませんが、AIの進化に少しでもついていけるようにChatGPTなどの手軽なAIには多少触れておこうと考えていましたが、よくよく考えるとAIは勝手に生活に浸透してくるし、操作も日々簡単になっていくものだと実感しています。
そういった視点で考えると、将来的にプロンプトエンジニアの需要が増していくのか疑問が残ります。
AIチャットボットの作成技術や、対話型AIを特定の会社に特化させりするチューニングまでできるエンジニアの方が断然、需要は増していくのではないでしょうか。
勿論、今現在においてプロンプトエンジニアは十分な需要を持っているようですし、ITに弱い企業からの仕事などもあることでしょう。
私程度では先行きなど見通せていないのかもしれませんが、今稼ぐ、という目的なら良い結果が出るかなといった認識です。
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