Python | 2つの値から歩合(割分厘)を割り出す方法
Pythonのメソッドを使って2つの値から割、分、厘からなる歩合を取得する方法とサンプルコードを紹介しています。
確認環境
Windows11 ローカル
Python python-3.11.1
2つの値から歩合(割分厘)を割り出す
Pythonで 2つの値から歩合(割分厘)を取得するには、除算を行った後で、それぞれの桁にある数値を取得する事で実装可能です。
先に歩合(割分厘)と除算後の数値の桁の位置、パーセントとの比較をしておきます。
歩合の表記 | 桁 | パーセント |
---|---|---|
1割 | 0.1 | 10% |
1分 | 0.01 | 1% |
1里 | 0.001 | 0.1% |
1毛 | 0.0001 | 0.01% |
サンプルコードでは以下の手順で2つの値から歩合(割分厘)を取得しています。
- 2つの数値を持つ変数は「a」と「b」とする
- 割分厘、それぞれを格納する変数は「wari」「bu」「ri」とする
- 2つの数値を除算した結果を、それぞれの桁が整数の1桁になるように乗算する
- 乗算した数値を10で割った余りを求める
- int()で小数点を切り捨て整数にして、割分厘それぞれの変数に入れる
以下のサンプルコードでは「200」に対して「60」の歩合を求めています。
パーセントにした場合は「32.5%」となる事から、歩合の場合は「33割2分5里」となる事で一致しています。
a = 200
b = 65
wari = int(b / a * 10)
bu = int(b / a * 100 % 10)
ri = int(b / a * 1000 % 10)
print(f'{wari}割{bu}分{ri}里')
# 3割2分5里
10で割った余りを計算するのは、例えば「分」の場合は「b / a * 100」は「32.5」になりますが、これを10で割ると「3」と余りが「2.5」となります。
この余りの「2.5」をint()
関数で小数点をなくして整数のみにした数値が「分」の値である「2」となる計算です。
これは「32.5」から「2」だけを取り出すためにそうします。
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