GoogleCrashHandler.exeとは 64ビット版との違い、エラー・高負荷の場合など

2021-06-20Windows プロセス

GoogleCrashHandler.exeとは 64ビット版との違い、エラー・高負荷の場合など

GoogleCrashHandler.exe(Google Crash Handler)は、Googleのアプリケーションでクラッシュ報告機能をオンにしている場合に実行されるアプリケーションです。

GoogleCrashHandler.exe Google Crash Handler

GoogleCrashHandler.exeとは

GoogleCrashHandler.exeは主にGoogleのアプリケーションで問題が発生していないかをチェックしているアプリケーションです。
ファイルの説明にはGoogle Crash Handler(Googleクラッシュハンドラー)とあります。

ファイル名GoogleCrashHandler.exe
ファイルの場所C:\Program Files (x86)\Google\Update\
ファイルサイズ285KB
ファイルの説明Google Crash Handler
製品名Google Update
著作権Copyright 2018 Google LLC
デジタル署名Google LLC
元のファイル名GoogleCrashHandler.exe

Google Chromeを始めとするGoogle製のアプリケーションを監視し、不具合・問題を検出しています。

このアプリケーションはGoogle Updateという機能のひとつに分類されています。

Google Updateは常時バックグラウンドでの動作からタスクを利用して一定の間隔で確認プロセスを実行するように切り替わっていますが、クラッシュ報告機能をオンにしている場合、Google Crash Handlerはバックグラウンドで動作します。

この実行アプリケーションの製品名は「Google Update」です。

GoogleCrashHandler.exeは通常、Program Files (x86)フォルダ内に保存されています。

ファイルサイズは285KBで製品名、デジタル署名は「Google LLC」となっています。
著作権情報も「Copyright 2018 Google LLC」として設定されています。

GoogleCrashHandler64.exeとの違い

このタスクは正常動作において、GoogleCrashHandler64.exeと同時に起動・動作している事をを過去に確認しています。

監視するGoogle製アプリケーションのバージョンによって機能がわかれているものと思われます。

重い、CPU・メモリの負荷が高い場合

当方では、GoogleCrashHandler.exeが急激なCPU使用率の上昇・メモリを消費している状態はこれまでに確認できていません。

調べてみたところ、GoogleCrashHandler.exeが実行され、プロセス上でCPU使用率が高くなったり、メモリが多く使用されたりと、高負荷が確認された情報はいくつか見つかっております。

googlecrashhandlerについて。 – googlecra… – Yahoo!知恵袋

タスクマネージャーにてGoogleCrashHandler.exeの急激なCPU使用率の上昇・メモリの大量消費やディスクの大幅な使用量などが確認された場合、一度タスクの終了を選択して、同アプリケーションのアップデートを試してみても良いかもしれません。

GoogleCrashHandler.exeがエラーとなる場合

Google製アプリケーションの不具合の監視・検出処理が実行あるいは完了できず「Google Crash Handlerによってファイルは開かれているため、操作を完了できません」「GoogleCrashHandler.exe アプリケーションエラー」など、エラーが発生する可能性はあります。

高負荷やエラーについて、最近の情報はあまり見つかりませんでしたので現在のWindows10では発生しにくいものと思われます。

エラーが頻発する場合はGoogleCrashHandler.exeが破損している可能性もあります。

ウィルスや破損している可能性

GoogleCrashHandler.exeがウィルス・マルウェアである可能性は少ないと思います。

もし、GoogleCrashHandler.exeを装ったウィルス・マルウェアが仕込まれていた場合、「GoogleCrashHandler.exe アプリケーションエラー」が頻発する可能性があります。

タスクマネージャーからGoogleCrashHandler.exeのプロセスのプロパティを確認し、ファイルの場所や、デジタル署名が「Google LLC」に設定されているかどうかを確認します。

マルウェアが疑われる場合は、Windows Defenderなどのセキュリティソフトでフルスキャンを実行して検出されるかどうかを確認します。

破損が疑われる場合はGoogleCrashHandler.exeの更新・再インストールなども可能ですが、Google Chromeを更新する事で最新版を入手可能となっています。

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プロセス・タスクの終了は実行しても問題ないか

GoogleCrashHandler.exeはタスクマネージャーから「タスクの終了」を実行する事ができます。
この操作には以下のような警告を含む確認ダイアログが表示されます。

GoogleCrashHandler.exeのタスクを終了する

実際にGoogleCrashHandler.exeとGoogleCrashHandler64.exeの2つを同時にタスク・プロセスの終了を実行してみました。

結果、タスクの終了後もWindows10の操作、Google Chromeの操作において特に支障は見つかりませでした。
Google Updateが実行された場合に、エラーが発生する可能性もありますが、タスクの終了だけでしたらおそらくタスクは再開されるものと思われます。

GoogleCrashHandler.exeは削除しても問題ないか

GoogleCrashHandler.exeのアプリケーションが存在しない場合、Google ChromeなどのGoogleアプリケーションを使う上でランタイムエラーが発生する可能性があります。

この場合、以下のエラーダイアログが発生します。

「コンピュータにGoogleCrashHandler.exeが存在しないため、プログラムを開始できません。この問題を解決するためにプログラムを再インストールしてみてください。」

再インストールの案内となっていますので、必要に応じて再インストールすれば問題ありません。