MsMpEng.exeとは メモリ使用量やCPU使用率が高い場合など

2021-06-20Windows プロセス

MsMpEng.exeとは メモリ使用量やCPU使用率が高い場合など

MsMpEng.exe(Antimalware Service Executable)はWindowsセキュリティ(Windows Defender)の実行プロセスファイルです。

MsMpEng.exe Antimalware Service Executable

MsMpEng.exeとは

MsMpEng.exeの主なファイル情報は以下のようになっています。

ファイル名MsMpEng.exe
ファイルの場所C:\Windows\System32
ファイルサイズ125 KB
ファイルの説明Antimalware Service Executable
製品名Microsoft Windows Operating System
著作権Microsoft Corporation. All rights reserved.
デジタル署名Microsoft Windows Publisher
元のファイル名MsMpEng.exe

MsMpEng.exeはWindowsセキュリティ(Windows Defender)の実行プロセスファイルでWindows Defenderがデバイス内のファイルをスキャンする際に実行され、完了するまで起動します。

Windowsセキュリティ(Windows Defender)はMicrosoft Windows標準搭載のセキュリティソフトで、セキュリティソフトとしては十二分に軽量化されていますが、全スキャン中はPCのスペック不足やアップデートの影響でメモリ使用量が大きくなり、CPU使用率が100%に到達してしまうなど、PCの動作を遅くする原因のひとつとしても有名です。

Windowsセキュリティ(Windows Defender)はWindowsアップデート後に起動する事も多く、SearchIndexer.exeなど他のアプリケーションと同時に起動すると負荷の影響でPCの動作が重くなってしまう可能性もあります。

MsMpEng.exeの基本情報
MsMpEng.exeの詳細情報

メモリ使用量やCPU使用率が高い場合

Windows Defenderが起動してスキャン、とくにフルスキャンを実行している場合、MsMpEng.exeのメモリ使用量やCPU使用率が高くなります。

フルスキャンは相当な時間を要する場合もあり、PCの動作に影響を与えるほど著しく高くなってしまった場合はその時間が更に伸びる可能性もあります。

どうしても急ぎなのであれば、Windowsセキュリティ(Windows Defender)をスタートアップから停止してWindowsを再起動、Windowsセキュリティを自動起動させなければ負荷による動作は改善されます。

Windowsセキュリティ(Windows Defender)のスタートアップを無効化するにはタスクマネージャーのスタートアップから「Windows Security notification icon」という項目にて実行できます。
※環境によっては「Windows Defender notification icon」となっているかもしれません。

Windows Security notification iconのスタートアップを無効化する

プロセス・タスクの終了は可能か

上記ではWindowsセキュリティ(Windows Defender)のスタートアップ停止について紹介していますが、MsMpEng.exeのプロセスを停止させることも可能です。

可能ではありますが、当方スキャン起動中という環境に遭遇できていないため、正確な情報はありません。
どちらにしても問題解決にはWindowsセキュリティ(Windows Defender)本体を停止してしまう方が無難な選択なのではないかと考えられます。

MsMpEng.exe最近の情報

MsMpEng.exeは2020年~2021年現在でも、CPU使用率や特に大きなメモリ使用量について多くの情報が発信されています。

中には暴走と表現されているものも多く、PCのメモリ不足の警告が出る原因となっているケースもあるようです。

暴走するAntimalware Service Executable (MsMpEng)の抑制方法を画像で詳説。起動直後以外は小康状態に | Win And I net

MsMpEng.exe がデバイスの取り外しまたは取り出しを停止しました。 – マイクロソフト コミュニティ