ソーラーパネルをベランダの手すりに取り付ける
ベランダの手すりにソーラーパネルを垂直に取り付けます。
手すり部分の強度は十分ですが、形状がいびつで取り付け方法を考えるのに苦労しています。
最終的には少しの角度をつける事もできるようにしたいのですが、そこは設置コストの増加と相談ですね。
設置するソーラーパネルはとりあえず、RENOGY ソーラーパネル 100Wを複数並べていきます。
ベランダと手すりの形状
ベランダは、人が通れるくらいのスペースがあるタイプのやつで、家の南面に走っています。
ネックなのは手すり部分で、形状がいびつなので直接ソーラーパネルを取り付けるのに四苦八苦。
以下は手すり部分の断面図です。
手すりに穴を開けてボルトでソーラーパネルを設置する案
手すり部分の厚さだと強度は十分です、ボルトはM8ボルト。
ソーラーパネルの上部の固定にM8ボルドを片側2本、計4本で済むので設置コストも安い。
ただ、穴を開ける箇所が多いのと、将来的にソーラーパネルに角度をつけたい場合に応用が効かないのが難点です。
Uボルトでソーラーパネルを設置する案
Uボルト(U字ボルト)は固定プレートを含めても価格も安くM8以上の太さのものが多く強度的にも良さそうです。
Uボルトと固定プレート、いくつかのナットとワッシャーで対応できます。
他にボルトが必要でなくなるのでコスパが高く強度も安心です。
想定して選択しておけば、将来的にソーラーパネルに多少の角度なら十分に付けられる可能性も高いのが魅力的。
ネックなのは、手すりのサイズとソーラーパネルの穴に丁度合うモノがなかなか見つからない点です。
特にサイズとボルトになっている部分の距離で手すりに固定できるかどうか、手すりに固定したあとの余りの部分がパネル裏のスペースが許容できる長さに収まるかどうかなど必要な条件が多い。
ボルト部分を切って長さを調節すれば、手すりやソーラーパネルは加工しなくても合う製品がありそう。
固定プレートとボルトでソーラーパネルを設置する案
固定プレートとボルトで固定する案は、シンプルで良いかもしれません。
しかし、ジョイント金具系の製品でプレートタイプのものは多くありますが、価格の安いものはサイズや薄さから強度的にも不安が残ります。
ボルト穴のサイズや厚さなど設置した際の強度を基準に探すと結構高額な製品になってしまいます。
だた、Uボルト(U字ボルト)をひとつ購入して試した際に、Uボルト用の固定プレートが厚さ3mmあり、M8、M10が十分通るボルト穴な事に気付きました。
そしてUボルト用の固定プレートは安い、錆びにくい金属やコーティングがされたものも手頃な価格でありますが、そこはサイズが合うかどうかですね。
私の家のベランダ手すりがいびつな形状なため、合うUボルトが見つかっていませんでしたが、Uボルトの固定プレートはかなりフィットしています。
単管でソーラーパネルを設置する案
やはり、ソーラーパネルといえば単管での固定があります。
単管自体のコストは必要ですが、複数のパネルに対処できます。
ソーラーパネルを設置可能な金具も選択肢が豊富で、例えば上記のUボルトでも簡単に設置できそうです。
将来的に角度を付けたくなった場合にも際も対応しやすいですよね。
固定プレートとボルトでソーラーパネルを設置する案を選択しました
私はひとまず設置枚数の少ない間はUボルトの固定プレートとボルトで、ソーラーパネルを設置する案で行くことにしました。
この案に決定した要因は、設置のしやすさ、十分な強度、コストの安さ、ですね。
ソーラーパネルも手すりも穴あけ加工をする必要がない点も大きいです。
設置のしやすさ
固定プレートとボルトを先にソーラーパネルに付けておく事ができますので、設置時に引っ掛ける事ができ別でロープなどで落下対策をしなくても設置できます。
100wパネルならではですけど、取り外しや設置が楽になるのは将来的なコスパにも影響すると思います。
強度
ボルトはM8またはM10ボルト、プレートも3mmで十分そう。
コストの安さ
パネル上部固定で合計4本のボルト、2つの固定プレート。
Uボルトの固定プレートは楽天市場で1枚100円強で購入できます。
私の場合、サビるやつしかサイズが合わず、対策が必要になりましたけど。
試しに一枚設置してみた感じですと、パネル下部は適当でも良さそうなくらいの安定感がありました。
設置枚数が増えてくるまでは、当面この方法で設置していこうかな、と。
ディスカッション
環境に応じてあれこれ工夫するのが楽しいですね。
同様に、ベランダから高性能なハムアンテナで国外通信まで楽しむマニアと似てますね。
さて、10~11月にGWソーラーの150W(GW-150A,1527x530x35mm)を12枚、
古い木造車庫屋根のポリカ波板をめくって屋根材兼用ではめ込んでみました。
残り6枚は下屋に今後並べます。
うち3枚は雪固まりが4m上の上屋から落下するので、移動式にして冬場は日が射すひさし下に動かせるよう仕掛け遊びします。
車庫屋根に貼ったパネルは、設計上、屋根板兼用するような使い方は考慮されていないので、パネルのアルミ枠は微妙に湾曲していて、
防水ゴムパッキン挟んでも隙間が生じ、追加した継ぎ目のコーキング処理も甘くて、ただいま水漏れ対策で戦っております。
それでも積雪荷重は2400Pa=244.8kgf/m^2とあるので、
雪比重0.3の新雪では82cmの積雪、0.5の締雪では49cm、0.7のザラメ雪では35cm
までは耐えるとあって、近畿北部の積雪地域では屋根材と兼用できる数値。
仮にザラメ雪30cm(残雪)が積もった車庫屋根は、自動車2台分(約2.8t)の荷重だそうで、
むしろ古い車庫屋根の梁が不安になります。
(長文失礼)