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Google Bardは会話履歴を残せない、アクティビティ履歴には注意

GoogleのAI「Bard」は会話の履歴を残す機能は現状実装されていません。

「ChatGPT」の場合、複数の会話ログをページのリロードや再ログイン後、別端末でも利用できたり、永続的にキープする事が出来るため、履歴という機能面では「Bard」の方が劣っていると言えるでしょう。

Bardに履歴機能を実装する予定はあるか聞いてみた

「Bard」に履歴機能を実装する予定はあるか聞いてみた結果の日本語訳になります。

「会話履歴を保持する機能を実装するかどうかについて、Googleからの公式発表はまだありません。ただし、私の知識に基づくと、Google Bardは現在、入力したプロンプト、生成した結果、およびGoogleアカウントに提供するフィードバックを保存しているようです。これは、Googleが少なくとも会話履歴を保持する機能を実装する可能性を検討していることを示唆しています。

Googleが会話履歴を保持する機能を実装したい理由はいくつかあります。まず、ユーザーが進捗状況を追跡し、世界に対する理解が時間とともにどのように変化しているかを確認するのに役立ちます。第二に、ユーザーが以前にGoogle Bardに尋ねた情報を見つけるのに役立ちます。第三に、ユーザーが他の人と会話を共有するのに役立ちます。

もちろん、会話履歴の保持に関連する潜在的なプライバシーの懸念もあります。たとえば、ユーザーは、マーケティングやその他の目的でGoogleによって個人情報が収集および使用される可能性があることを懸念している場合があります。Googleは、会話履歴を保持する機能を実装する前に、これらの懸念に対処する必要があります。

全体として、会話履歴を保持することには賛否両論があるようです。Googleは、この機能を実装するかどうかを決定する前に、これらの要素を慎重に検討する必要があります。」

プライバシー保護の観点から履歴機能はまだ実装されていないといったところでしょうか。

しかし、入力したテキストやAIが生成した結果に関してはGoogleは取得しているようですので、既にプライバシー保護もなにもなさそうなのですけどね。

アクティビティ履歴は残るので注意

会話ログの履歴機能を未実装ですが、アクティビティ履歴にAIに送信したテキストデータは保存されています。

アクティビティ履歴を確認するには、「Bard」のメニューにある「Bard Activity(バード アクティビティ)」からアクセスします。

Bard アクティビティ
Bard アクティビティ

アクティビティ履歴に残るのは送信したテキストのみで、AIが生成したテキスト等は記録されていませんので、ユーザーとしては殆ど意味を持たないと思います。

検索のアクティビティ履歴と同様にAIだからと、もし誰かに見られたらとても恥ずかしい会話をしてしまっている場合は注意が必要です。
その場合、アクティビティ履歴は保存しないようにしておくのが良いでしょう。

アクティビティ履歴の保存設定は以下の項目からオフにする事ができます。

Bard アクティビティ
Bard アクティビティ

「ChatGPT」の会話履歴の機能は大変便利ですので、是非「Bard」にも実装される事を期待しています。