Google BardはURLから内容を取得可能、実際にURLを送って検証してみた
2023-05-18Google Bard レビュー・ほか,Google Bard
Google BardはAIにURLを伝える事で、そのページの情報を取得可能となっています。
これはChatGPTにはない特徴になりますが、いくつかのページを検証したところ、その時にリアルタイムでページの内容を取得して解析しているのか、Google検索エンジンが保有しているデータにアクセスしているのか判断が難しいところです。
Google BardにURLを送って検証
いくつかのGoogle BardにURLを送って検証してみました。
まずは、このサイトのトップドメインを送信してみた結果です。
内容は、どうでしょう一部ゲーム開発のサンプルコードを紹介しているのは確かですが、その割合は低いです。
(全然変えていない)サイトのサブタイトル等が影響している様ですね。
個別のページでも試してみました。
JavaScript | 文字が降るアニメーションサンプル | ONE NOTES
返ってきた内容は、実際のページ内容のものと考えて良さそうです。
他のページでも試してみます。
Phaser 3 | カメラをプレイヤーに追従させる方法 | ONE NOTES
こちらも、問題なく内容を取得しているようです。
YouTube動画もいくつか試してみます。
SWEETBOX “EVERYTHING’S GONNA BE ALRIGHT", official music video (1997) – YouTube
古い名曲であれば、概ね正確な情報が得られるようです。
アーティスト名、曲名は一致しましたが、リリース日や歌詞の英語訳などは大幅に間違っています。
キャプチャを残そうとした今回のいくつかは、概ね合っている結果を返しましたが、その前に試していた際には全く違うページの内容が紹介されるケースも散見されました。
特にニュースページなど最新の情報のものは正確に取得できていない可能性がありそうです。
また、Google Bardは現在まだ日本語が未対応の状態ですので、日本語のサイトには弱い可能性もありそうです。
URLを受け取った時アクセスするのではなく、やはりGoogle検索エンジンのデータにアクセスしているのかも知れません。
加えて、URLにgoogle aiが含まれていれば「Google Bardについて記されています。」と返すように、内容がわからない場合にURLのディレクトリやパラメータから予想して返していそうです。
ChatGPTでも、例えば実際は把握していない名前などでも、その名称から予想して人物像やアカウントの情報を適当に返していたりと同じような挙動をしていましたので、そんな感じですかね。
ChatGPTの場合は、URLを直接投げてもダメで、自前で内容を取得してテキストで投げる必要がありました。
記事の文章を投げるのはAPIを使うとコスト増になっていくのですよね。
Google Bardの性能が向上し、かつAPIの提供が開始されれば、例えばURLからmetaタグに含める要約文を作成したりが低コストで出来るようになりそうです。
Google Bard レビュー・ほか,Google Bard
Posted by Yousuke.U
関連記事
Google Bard | チャット履歴が利用可能になりました
Googleの文章生成AI「Bard」は、チャット履歴機能がりませんでしたが、2 ...
Google Bardで複数のチャットログを保持する機能について
Googleの文章生成AI「Bard」は2023年5月現在、ChatGPTのよう ...
Google Bardで表を作成するプロンプト例
Googleの文章生成AI「Bard」にて表の作成を指定するサンプルプロンプトを ...
Google BardがChatGPTより優れている点を聞いてみた
Googleの文章生成AI「Bard」にBardががChatGPTより優れている ...
Google Bardで生成した表データをGoogle スプレッドシートにエクスポート
「Bard」でで生成した表データをGoogle スプレッドシートにエクスポートす ...
Google Bardで位置情報の設定、効果やリスクなど
Googleの文章生成AI「Bard」で位置情報の設定についてのアナウンスがあり ...
Google Bardで表示されるアイコンを変更する方法
Googleの文章生成AI「Bard」で表示されるユーザーアイコンを変更する方法 ...
Google BardのAPIが提供予定?Bardに聞いてみた
Googleが公開した言語型AI「Bard」はChatGPTや他のAI同様にAP ...
Google Bardをキーワードプランナーとして活用する
Googleの対話型AI「Bard」は現在は日本語に未対応ですが、現状でも使える ...
Google Bardを使ってみた(現在、日本語は未対応)
Googleの言語型AI「Bard」が日本からも利用可能になっていましたので使っ ...
LaMDAのAPIも提供開始予定、ChatGPTとBardでAI同士の会話が作れるっ!?
GoogleがGoogle検索への搭載を公開したAIチャット Bard、その基盤 ...
Google Bardの最大文字数、回数制限について
Googleの文章生成AI「Bard」の文字数、回数制限について調べてみましたの ...
Google Bardの有料プランは実装予定か
Googleの文章生成AI「Bard」が日本語に対応し、利用していると用途によっ ...
Google Bardのアカウント停止処分について
Googleの文章生成AI「Bard」で利用規約に違反したユーザーに対してアカウ ...
Google Bardで生成した文章の著作権、帰属について
Googleの文章生成AI「Bard」生成した文章の著作権や帰属先などについて調 ...
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません