JEMTC譲渡会でみたノートパソコンの機種や型番、高い?安い?
以前ノートパソコンを買おうか考え中と母親に話してたのを覚えていたらしく、新聞広告に入っていたぽい公民館などで定期的に行われているJEMTC主催のノートパソコン(有償)譲渡会のチラシを母親が取っておいてくれていました。
チラシからはスペックも全くわからないですし、せっかくなので見に行ってきました。
また、以下のページでもJEMTCの中古PCでのWindows11対応について紹介しています。
譲渡(販売)されているノートパソコンの機種・型番は?
来場者もそれなりに居たこともあり、ゆっくり調べられず型番を確認できませんでしたが、富士通のノートパソコンはLIFEBOOKでした。
側面の出入力端子の形状から「今までに発表した製品 LIFEBOOK、FMV-LIFEBOOKシリーズ(2005年4月以降) -FMWORLD(法人):富士通」にて調べたところ、おそらくは2012年までの使われていたであろう配置・種類の機種でした。
ネットでJEMTC譲渡会で購入・確認された方の型番情報を調べてみると、2019年、2020年の譲渡会で展示されていたノートパソコンに「LIFEBOOK A561/D」「LIFEBOOK A574/K」があったことが確認できます。
私が確認した富士通パソコンも端子やキーボード、形状から「IFEBOOK A561/D」と同じ頃のタイプだと思われます。
3~5年前のノートパソコンは本当か?
他の来場者さんにスタッフさんが「3年~5年前の機種です」と説明されていましたが、ノートパソコンに知識のない私ですが、3~5年前のデザインにしてはどうしても古くさく、確認できた範囲だと出入力端子からみても、これはもっと以前の型のノートパソコンではないかと感じました。
帰宅後調べてみたところ私が行ったときに展示されていたものと同じ・または似た発売時期のものと思われる「IFEBOOK A561/D」(上記情報にあった型番)の発売は2011年なので昨年の時点で8年、今年からだと9年落ちのノートパソコンということになります。
富士通のサイトを確認する限り、アナログビデオ出力端子などの形状から最後にそのタイプが販売されたのは確認できる限り2012年のモデルまでになっていました。
また、情報にあった「LIFEBOOK A574/K」であれば発売は2015年なので4~5年落ちといったところですので、私が行った時はありませんでしたが、5年前くらいのノートパソコンも展示されることがあるようですね。
搭載されているcore i5の世代は?
「LIFEBOOK A561/D」は第2世代のcore i5。
「LIFEBOOK A574/K」は第4世代のcore i5。
同じcore i5でも2世代違うと性能も大きく変わってきますし、販売された時期も4、5年違えばUSB端子であったりメモリーカードスロットであったりWi-Fi性能であったり新しいにこしたことはありません。
展示されているcore i5のノートパソコンがこのあたりの選択肢であれば、おそらく有償譲渡会で販売されている価格はどちらも5万円台で価格差はつけてなさそうですし、仮に一万円程度の差であれば、購入を検討する場合は「LIFEBOOK A574/K」、タイプを選択した方が良いと思います。
その前に、ネットで似たスペックの商品を検索できるひとは、まず調べてみたほうが良いです。
機種名や型番を提示しないような売り方をされているところで購入するのは極力避けるべきでしょう。
JEMTC有償譲渡会のノートパソコンは高い?安い?
細かなスペックや保証の違いもありますから値段だけでの単純比較は難しいですが、値段だけでいえば少しインターネットで調べれば「LIFEBOOK A561/D」「LIFEBOOK A574/K」共にJEMTC有償譲渡会で購入する金額より、似たスペックであれば、その半額以下が相場となっていることが確認できます。
保証オプションで同等レベルの保証を付けても、半額くらいで美品が購入できそうです。
また、5~9年前の中古パソコンに初期動作以上の保証が本当に必要なのかも考えてみるべきです。
高い、安いで考えるとJEMTC有償譲渡会のノートパソコンは相場よりは高いものと判断してもよさそうです。
相場というか中古パソコンの購入を検討するのは「ある程度のスペックPCを手頃な価格で手に入れたい」という理由のが多いと思いますが、このスペックのノートパソコンで割高となると新品で安めのノートパソコン買うという選択の方が良く、ちょっと微妙な気がします。
探せば同レベルのスペックの新品・未使用レベルのノートパソコンが同じ値段で手に入るかもしれません。
実際駐車場から会場に入るまでにも購入されたであろうノートパソコンを抱えた老夫婦や主婦さんなど3グループの方達とすれ違いました。
結局は、購入された方が満足していればそれは良い買い物ということなのかなと、ふと思いました。
ワード・エクセルについて
ワード・エクセルについては、横にいた来場者さんの質問に対して「MicrosoftのOfficeではなく、互換性ソフトが入れてある」ことを説明されていました。
一部、ワード・エクセルで作成したファイルが開けない場合がある旨もちゃんと説明されていました。
スペック的には使えるパソコンかどうか
ビデオカードを必要とするようなゲームや動画編集など重い処理を必要とする以外の一般的な使い方であれば、第4世代のcore i5が搭載されていれば仕事・プライベート共に十分快適に使うことができそうです。
少なくともcore i3、core i5が搭載されているメーカーのパソコンは発売当時はそれなりのスペック・価格で販売されていたパソコンで、インターネット契約目的で餌としてばら撒かれていたタイプのモノ等ではありません。
が、core i~の記載がない2万円台、3万円台で譲渡販売されているタイプと第2世代のcore i3、core i5のタイプのものは動けば何でも良いってレベルじゃなければ流石に避けた方が良いと思います。
JEMTC有償譲渡会のノートパソコンは値段は割高ですが、どうしても急遽パソコンが必要な場合であれば購入を検討する余地はありそうです。
私が行った時はSSD120GBまでのノートパソコンしか置いてありませんでしたが、120GBだと用途によってはクラウドや外部保存を駆使しないとすぐにキツイくなると思います。
載せ換えてあるSSDはどんなものかはわかりませんが、来場者にSSDの型番を紹介しないのだから、おそらく最安のものと同等でしょう。
個人的には、というか一般的に実際のスペックの良し悪しや価格云々以前にCPUの世代や機種名、型番など詳細なスペックを基本表示されていない状況でパソコンを買うことは難しいと思います。
丁度、他の来場者さんがスペック表を求めたところを目撃しましたが、展示されているパソコンに置かれているものと同じ内容の紙(何もわからないやつ)を渡されていました。
確かにPC初心者をターゲットにしている家電量販店やPCショップもあると思いますが、流石にどこでパソコンを見ても型番やCPUの世代番号は記載されていますので、ここまであからさまだと清々しいものですね。
話では早い時間ですと相当な人数が集まって落ち着いて購入を検討する余裕がない状況になっているらしいですが、確認する余裕があればPC背面の表記などを確認してスマホで中古相場を検索しながら購入を考えても良いかもしれません。
JEMTCオリジナルのノートパソコン「JEMTC 005」とは
古ぼったいデザインのノートパソコンが並ぶ中、ぱっと見今風な機種がありました。
見てみると横に並んでいたダンボール箱には「JEMTC 005 Made in China」と書かれていました。
JEMTCオリジナルのノートパソコンの様で、少し触っていたらスタッフさんが「いま一番人気のパソコンです」と教えてくれました。
わかったのはcore i3の4GBの未使用品で50,000円ということ。
持ち運ぶには丁度良いサイズと重さですが、閉じると「JEMTC」のロゴというか文字がドーンとレイアウトされていましたので、好みはあると思います。
新品ではなく未使用品という表記なのは、建前上は譲渡会なのでそう表記せざる得ないのか、メモリやストレージドライブ・電源、あるいはCPUなんかに売れなくなった中古品のパーツが利用されているからなのかは謎です。
確かに、例えばパソコンについてまだ何も知らない子供にプレゼントしようと連れて行けば、デザイン感や未使用品ということもあり、あの中だったらこちらを選択するだろうなという印象でした。
「JEMTC 005」と検索しても何も情報が出てこなかったので、これが型番ではないのかもしれませんね。
ストレージはたしか120GBだったかなと記憶が曖昧でしたので、ネットで調べましたらSSDの64GBと表記されていたという情報が写真付きありました。
現在と同じ2020年の記事でしたが、そちらはCPUもCeleronで56,000円ありましたので別の型番かもしれません。
いや、見つけた記事には未使用品ということもあり、なかなか良い印象で書かれていましたが、CPUがCeleronの時点でかなり厳しいです。
加えてストレージ64GBではもうWindows10はまともに動かない可能性も多大にありますので流石に園児のオモチャ用途くらいにしかオススメできませんね。
サポートの良し悪しは?
2年保証とサポート体制の良し悪しについての情報は少ないですが、おそらくサポートを必要とする方の多くがネット世代ではないはずなので記事の投稿やSNSでの発信など情報提供が少ないのかもしれませんね。
私が行った会場でのスタッフさんの印象は丁寧でしたし、PCについての知識も高そうで良かったです。
ただ、用途の説明もこちらは業務向け、こちらは一般向け、などなど、嘘はないけど、ある意味上手な説明してらっしゃるなという印象で、それが年配の方達にとって本当にプラスな事なのかはわかりません。
「3年~5年前の機種」については、おそらく嘘ではないかと疑っていますが、もしかしたら「およそ」とか「あたり」とか前後に付いていたのかも知れません。
パソコンえこ販とJEMTCの違いは?
JEMTCのパソコン譲渡会のチラシと一緒に「パソコンえこ販」という似たような内容のチラシもありました。
「パソコンえこ販」の方は譲渡会ではなく販売会と記載されていますが、「JEMTC」の方もどう考えても営利目的の販売だと感じます。
ただ、「パソコンえこ販」のチラシでもスペックはSSD搭載という事以外わかりませんが、39,800円のノートパソコンの紹介文の「このパソコンでできること」の欄に「ゲーム」「動画編集」が書かれています。
ゲームについてはピンきりなのでどんなPCでも動くゲームはいくらでもありますが、動画編集ができるノートパソコンと書く以上は相当なハイスペックPCになるはずです。
それが中古とはいえ39,800円は流石に安すぎる気がしますし、JEMTCと同じようなスペック・価格のパソコンであればとても動画編集なんてできない気がしますけど、どうなのでしょうね。
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