SRNE ハイブリッドインバーター 動作テストと気になる点

SRNE ハイブリッドインバーター「HF2430U60-100」を購入、無事届きましたので動作テストをしてみました。
Solar charge inverter HF2430U60-100 – SRNE Solar
動作テストとあわせて、現在の気になる点を紹介しています。
追加で確認がとれた機能や動作については都度、追記していきます。
接続
AC電源の接続
AC電源は家庭用コンセントを接続しています。
現状の目的の用途では家庭用コンセントからの給電、コンセントタップでの出力で間に合います。
なんとなく2mmのVVFケーブルを購入して接続しましたが、あまり意味はなさそうです。
バッテリーの接続
バッテリーの接続は将来的な余裕をみて60SQのもので、サイズ8の丸形端子を圧着して用意していましたが、そのまま差せるだけのスペースがありませんでした。
端子もそうですが、60SQを2本通せるサイズではありません。
付属している端子も60SQはおそらく入らないですし、カバーを外して、線を長めに剥いてーとかなら差せるかもしれませんが、サイズを落とす事よりもリスクが高くなりそうです。
改めて38SQのケーブルを用意して接続しました。
バッテリーは「Ampere Time | 12V 200Ah LiFePO4 リン酸鉄リチウムイオンバッテリー 内蔵100A BMS」を2台、2直列1並列で24Vにして利用しています。
ソーラーパネルの接続
この機種はPV動作電圧範囲が30V~100Vとなっています。
100Wのソーラーパネルを並べる予定ですので、30Vを超えるには最低でも直列で2枚は必要です。
テスト用に2枚のソーラーパネルを直列で接続しました。
設置したソーラーパネルは「RENOGY ソーラーパネル 100W」です。
インバーター(充電、バイパス出力、バッテリー出力)
インバーター機能によるバッテリーへの充電、バイパス出力、バッテリーからの出力についての動作確認です。
ちなみに消費電力をチェックしたところ、バッテリーへの充電時、バイパス出力時以外の動作時はAC電源側の消費電力は常に0でした。
AC電源でのバイパス出力
モード切り替えを使ってバッテリーからではなくAC電源からのバイパス出力の動作確認を行いました。
問題なく、インバーターからの出力で100V家電(扇風機)が動いている事を確認、動作音にも違和感がありませんでした。
バッテリーからの出力
バッテリーからの出力テストを実行しました。
こちらもテスト用に接続した家電は扇風機で、動作音にも違和感がありませんので正常な電圧と周波数で出力されているようです。
この機種は定格3000Wまで出力できる機種ですが、出力後スグに20Aまたは30Aのブレーカーを付ける予定です。
現状は、ブレーカー付きのコンセントタップを利用していますので、1500Wが上限だと考えます。
用途的には1500Wで足りるので、ブレーカー付きのコンセントタップでも十分なのかもしれません。
チャージコントローラー
チャージコントローラーによるソーラーパネルの発電関係の動作確認になります。
ソーラーパネルでの発電
ソーラーパネルを接続は夜に完了し、朝から雨が降っていますが、午前7時には動作電圧範囲を超えソーラーパネルからの給電を確認しました。
接続した家電は扇風機ですが、動作音にも違和感がありませんので正常な周波数で出力されているようです。
テスト段階では「RENOGY ソーラーパネル 100W」を2直列1並列で南側ベランダに垂直設置しています。
気になった点
SRNE ハイブリッドインバーター「HF2430U60-100」の動作テストを行った中で気になった点を紹介しています。
バイパス出力の消費電力
家庭用コンセントか動かした場合とインバーターを経由してバイパス出力で動かした場合の消費電力について少しだけチェックしていて、思ったより消費電力が上乗せされている気がしたので改めて確認してみました。
確認した家電製品は定格30Wの扇風機です。
扇風機の強さ | コンセント | バイパス出力 |
---|---|---|
弱 | 11W | 13W |
中 | 21W | 22W |
強 | 26W | 28W |
改めて確認してみたところ、先に感じていたほどの差はありませんでした。
多少、消費電力が増えていますので、接続する家電の数や消費電力の大きめの家電など、近くチェックしていきたいと思います。
現状、消費電力をチェックできるツールがひとつしかありませんので、差し替えが面倒、もう一つ用意できたら確認してまた公開します。
追記:バイパス出力の消費電力のロスについて再検証しまた。
電圧値の設定
この機種は「設定08」でバッテリーの種別を設定すると、それにあった電圧値が設定されるようになっています。
リン酸鉄リチウム電池の場合、LF07/LF08/LF09を選択すれば、電圧値の設定がそれに合わせて変更されます。
後は、バッテリーの残量をどれくらいにするかなど、好みに合わせてカスタムすればOKですので意外と楽ですね。
ただ、「設定04」のバッテリーから主電源に切り替わる電圧値と「設定14」のバッテリー低電圧アラームの電圧値の前後関係が未だに理解できていません。
「設定14」はあくまでアラームが鳴る設定値なので問題はありませんが、主電源に切り替わる前に毎回鳴らす事になってしまいます。
安定して動作する事を様子見できたら、アラームを鳴らないように設定変更すれば良いのかもしれませんね。
SRNE ハイブリッドインバーター 設定マニュアル | ONE NOTES
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